カメラ自身で画像を合成してパノラマ写真にするデジカメ

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 オリンパスから10月中旬(2007年)に発売されたμ1200は、カメラの中で最大3枚の画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する機能がある。3枚だから、ちょうど「普通のデジカメ画像を合成してパノラマ写真を作る」で作成したスケール感のパノラマ画像が作れることになる。パノラマ画像を手軽に楽しみたいが、わざわざパソコンでつなぎ合わせるのは面倒だ!という方にはお勧めの機種かもしれない。

 ところで、1200万画素を謳うわりには画質が良いとはいえないのはレンズのせいか、それもと撮像素子なのか?それから、画素数よりもレンズをワイドに振って欲しかったと感じるのは私だけでないと思う。35ミリでパノラマ合成するよりも28ミリでそれができたらもっと良かった筈だ。どうもオリンパスのコンパクトデジカメはギミックに頼っている感が否めない。もっと基本性能を重視して1200万画素を威張れるデジカメを作って欲しい。

 オリンパスの唯一感心できるのはどんな機種でも生活防水仕様だということだ。中には水深10メートルまで耐えられるダイバー御用達の完全防水機種もある。釣り好きの私にとっても水の脅威に晒される場所で使用することが多いので、オリンパスのコンパクトデジカメは手放せない。このサイトでもたくさんその画像を使っている。胃カメラで有名なメーカーでもあるので、密封や防水に関わる技術が一般のカメラにフィードバックされているということでしょうか。

 μ1200も当然防水仕様になっているから、やたらに使うには最適な一台だと思う。パノラマ機能やその他の諸々の便利機能はあくまでもオマケと考えておけば、あっちのカメラにしておけば良かったという悔しい思いもしなくていい。おおっ!1200万画素?と思ったが相変わらずオリンパスコンデジは(良い意味でも悪い意味でも)普通に使えるフツーのカメラだった。