カエルニッキ

ド・ザイナー。

オープロジェクトpresents「軍艦島全景 -未来の記憶-」


コニカミノルタプラザで開催中のオープロジェクトpresents「軍艦島全景 -未来の記憶-」を観て来ました。

1974(昭和49)年に閉山し、以降35年に渡って無人の廃墟となっている長崎の炭鉱の島<軍艦島>。国内初の鉄筋コンクリート造アパート(現存)をはじめ、国内初の海底水道/屋上庭園/可動式桟橋など、土木を中心とした国内初を総なめにし、最盛期には世界最高の人口密度を誇った最先端の島。(展示サイトよりコピペ)

当時と現在の比較写真がすごくインパクトありました。お風呂が2つあって、作業着を着たまま入る浴槽と普通の浴槽があったり、映画館があったけど、テレビが普及したら人が入らなくなったとか、離島するときにペットの世話を頼んだメッセージがしたためられたふすまとか。今となっては手の届かない愛しい時代の写真が勢ぞろい。

何度か廃虚を歩く夢を見るのですが、この日もさびた鉄骨ビルの屋根が抜けてて、ツタがわさわさとはってて、緑の日差しのところを歩いていました。もしかして、自分の行く軍艦島かもしれにゃい。


おなじく、お隣ギャラリーで開催中の野町和嘉写真展「サハラ、砂漠の画廊」も観て来ました。

約8000年にわたって、環境の変化に応じて移り住んできた様々な人種によって描き続けられてきた。

気の遠くなるような歴史をもつサハラの壁画は、かつて緑地だった頃もあったそうで、代々変わる絵のタッチもさまざまでおもしろかったです。そうかとおもうと、手付かずの大自然、広大な砂漠の風の層や、整った形の岩群は、観たことのないすばらしいさです。撮ってきた写真家の足跡の重さが感じられました。

A.オープロジェクトpresents「軍艦島全景 -未来の記憶-」
B.野町和嘉写真展
期間:2010年4月27日 〜 5月10日
休館:年中無休(但し、特別休館日あり)
時間:10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
料金:無料
場所:東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F