『資本主義はどこへ行くのか』が21日発売

 4月に『死線を越えて』を再版して頂く予定のPHP研究所より賀川豊彦関係書籍が1月21日に刊行される。神戸大学大学院の滝川好夫先生の書き下ろしの『資本主義はどこへ行くのか』である。帯には「賀川豊彦の経済学から学ぶべきこと」と打ってある。一般書の表紙に”賀川豊彦”と書かれるのは、久しいのではないだろうか。

 序文(はじめに)には、「〜本書は、「倫理の欠如」や「道徳の欠如」が金融・経済や生活を駄目にしている。つまり「道徳の欠如が日本の金融・経済を駄目にしている』、『道徳の欠如が日本人の生活を窮乏化している』という認識のもとで、道徳がいかにして日本の経済社会を再生するかを論じています。日本経済や日本の生活を再生させるには「道徳」が重要であることを主張したいと思います。」 とある。ここを読むだけでも、今のご時世には、大変刺激的な内容であるのではないだろうか。

 とにかく中身は、賀川の思想がぎっしりであるので、ご関心のある方は、早速ご購入頂けたらと願う。(雑芸員)

 『資本主義はどこへ行くのか』はセブン&ワイではすでに予約販売をしている。

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