福島〜栃木ツアーから戻ってきました

昨夜、福島県二本松市にてのボランティア、そして栃木県鹿沼市での愚静庵「上弦の月コンサート」を無事に終え帰宅しました。


写真と共にご報告します。



17日(金)早朝5時半すぎに自宅を出発。
圏央道の牛久阿見ICから常磐道へ、そして磐越道の船引三春ICで降り二本松市へ。
遠くに見えるは、残雪の安達太良山です。
美しい景色でした。
写真の下の方に見える家屋は、福島県浪江町の方々が住む「二本松市杉内多目的運動広場応急仮設住宅」です。



午前中は、沖縄で尺八製作をされている田路發天さんからの依頼で、尺八用の竹を切り出しました。
二本松市役所岩代町支所長の佐久間さんが快くご協力下さり、ご自宅の竹林に入らせていただきました。



佐久間さんは農家でもいらっしゃる為、山仕事に精通されているとのこと。
竹の伐採も手慣れておられ助けてくださいました。
大変にありがたいことでした。



尺八に適した竹を選び15本切り出してくださいました。
この竹が田路さんの手によって尺八となり、被災地の尺八奏者たちにプレゼントされます。



そして昼食は、佐久間さんお勧めの手打ち蕎麦「あかま」で美味しい天ぷらそばを頂きました。
香よく、歯ごたえがあり、知る人ぞ知るお店だそうです。
天ぷらが盛りだくさん。 お腹いっぱいになりました!



そして午後は、浪江町の皆様に向けてコンサートをさせていただきました。
今回で3回目となります。
一樹デイサービスセンターの方々、仮設にお住いの皆様、沢山お集まりくださり、元気なお姿に大変にうれしかったです。
写真は一樹デイサービスさんから頂きました。


<演奏曲>
1、コンドルは飛んでゆく
2、蘇州夜曲
3、高校3年生
4、アイネクライネナハトムジーク
5、打楽器ソロ(HAPIドラム)
6、おおきな木の子守唄
7、ふるさと
8、ジャンベソロ演奏〜江戸囃子
9、ふるさと浪江


演奏の後のお茶会で、今回も被災地の現状を伺い驚きました。
避難後の留守宅に盗難が多発していることはネットで知っていましたが、なんと蜜蜂を盗まれたという養蜂家のお話も伺いショックでした。
しかもそれは貴重な日本蜜蜂。
女王蜂が新しく生まれると、これまでの女王蜂と働き蜂の一部は巣別れし、養蜂家は新しい巣箱を増設してゆくのですが、その箱ごと(蜜蜂&はちみつ入り)無くなっていたとのこと。


本当に切ない話です。


仮設での演奏で写真を撮っていなかったことに、今さらながらに気が付きました。
後日、頂けたらアップします。



翌日は、栃木県鹿沼市の自然道場「愚静庵」にてコンサートをしました。
庵主の静悦さんは陶芸家でもあり、とてもナチュラルな感性の持ち主。
私達もおかげさまでリラックスさせていただきました。
猫3匹(ソックス、みー、うが)、犬2匹(ジョナ、べべ)も一緒にの〜んびり。




さわやかな愚静庵の自然の中、リハーサル中の甲斐いつろうさん。



おぼろ月夜が空に浮かんだ、上弦の月コンサート。



月の光、キャンドルの光も添えて、甲斐カオンの詩と笛、うすいゆうこさんの舞とコラボレーション。


<演奏曲>
1、石笛 HAPIドラム インプロ
2、月の砂漠〜月のささやき
3、私は生きる
4、舞 + 竹楽器トルン コラボ
5、AQUA
6、こぎんの華
7、舞 + 詩朗読「上弦の月」 コラボ
8、打楽器独奏
9、江戸囃子
10、パラディッソ
AC 神々の詩、風になりたい (教室生徒 菊池美弥子さん演奏参加)


そして翌日は、コンサートにもお越し下さった、麻紙工房とパン屋さんも経営されている「カフェ納屋」さんへ。 
愚静庵から車で10分ほどの距離でした。
古い蔵を改築し落ち着いた雰囲気のあるカフェで、壁紙の麻の氣が心地よかったです。



そして、同じく鹿沼市にある人形劇「くぐつあとりえ」に行きました。
こちらで演奏を何度かさせていただいてますが、初めて人形劇を観れることになったのでうれしかった!
演目は「きんたろう」。
これはおもしろいです!!
小さなお子さんはもちろん、大人も楽しめます。
皆様も是非、くぐつの人形劇に足を運んでみてください。




畑山さんからお預かりした寄付金 13,000円


経費内訳   高速料金 6,750円
       ガソリン代 7,464円
         合計 14,218