キッズ・ミュージカル「ワンサくん」−祭りにいくぞ!大脱走!−(シアタートラム)


せたがやこどもプロジェクト2016

キッズ・ミュージカル「ワンサくん」−祭りにいくぞ!大脱走!−

原作:手塚治虫ワンサくん
演出・作詞・作曲:小林顕作
脚本:喜安浩平
音楽:あらいふとし、ミヤジマジュン
振付:SEVA(EXPG)、足立夏


[出演]

<ギャオ!組み>
みのり(ワンサ)、菊池銀河(先生)、下川恭平(おふとん)、瑠伊穂(スマート)、田嶌透和(シリスギ)、橋爪颯良(じょうねつ)、児玉成慶(こぶし)、島田隆誠(コブン)、畑芽育(おネエ)、山田美紅羽(ネコ)、野村愛梨(おじょう)、関谷天愛蘭(ギャル)

<ワァオ!組み>
鈴木颯人(ワンサ)、内野楓斗(先生)、柴田林吾(おふとん)、設楽銀河(スマート)、永田春(シリスギ)、岡田陸斗(じょうねつ)、二瓶愛琉(こぶし)、島田隆誠(コブン)、栗田桃花(おネエ)、高野友那(ネコ)※、吉田天音(おじょう)、纐纈羅紗(ギャル) ※「高」の字はハシゴダカ

遠藤三貴(語り部)
市川しんぺー(カントク)


シアタートラムで、8月24日(水)にワァオ!組み、8月27日(土)昼にギャオ!組みのステージを見た。

14時開演で、15時17、8分ぐらいに終わった。

この「ワンサくん」は、ネット購入出来た一般発売分のチケットのうち、予約の際に座席番号が確認出来たのは、ローソンチケットだけだった。世田谷パブリックシアターの扱い分までも、座席番号は発券した券面で確認、になっていて、前売りチケットの買いづらい公演だった。

客席は、B列が最前列。

ローソンチケットで買った3列目中央ブロックと、公演日の直前に買った当日引き換え券での観劇で、当日引き換え分は、端っこでも2列目がもらえたのでラッキーだった。


24日は、チラシの折り込みに、件の回の主役・ワンサ役の鈴木颯人くんを載せたテアトルアカデミーのチラシが入っていたが、このチラシって、ワァオ!組みのときにだけ入れていたのかな? 少し書きました(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20160828/p2)が、27日は、もうチラシの配付はなくて、10円うちわだけになっていたので、ギャオ!組みでの折り込みがどうだったのかが、分からない。

片面に配役とクレジットが載っているパンフレット代わりの「10円うちわ」は、客席から舞台に風を送って夏休みのいい思い出をつくるために(!)、劇中でいちどだけ使用機会がある。

ワンサくんは、10円玉を見つけるのが得意なのだって。


昨夏は、「こどものおもちゃ」を上演したネルケプランニングが、今夏は、公立劇場との提携で「ワンサくん」を上演。「こどものおもちゃ」は、意外(?)とお子様客が少ない印象だったが、「ワンサくん」の客席は親子連れが多数だった。舞台の内容も小さい子ども向けな感じで、じっさい、客席のお子様にはウケがよかったみたい。なにしろ、演出家の開演前アナウンスのオフロスキーで、すでにかなりウケていたから。

飼われていた家を飛び出してのら犬になったワンサくん → 捕獲されちゃった! → 犬好きのお金持ちのお屋敷の犬舎に収容される → 同じ犬舎の先住犬たちとのドタバタなやりとりいろいろ → お母さんに逢いたくてのら犬になったことを思い出すワンサくん → お祭りに行こうと同じ犬舎の仲間たちにお屋敷からの脱走を呼びかける → 最終的にはみんなで脱出! → 夏祭りでフィナーレ

というのが、およその進行。「語り部」は、ワンサくんの母犬のイメージでの登場。

キッズが演じる犬たちは、それぞれの役名が象徴するような分かりやすいキャラクターである。


最初はワンサくんだけだった「脱走派」が、ひとり、またひとりと、だんだん増えて行く様子をダンスとうたで見せるシーンが、なかなかよかった。

(この舞台の振付は、クレジットによると、アシスタントを含めてEXPGの3名&足立夏海となっていて、ストリート系のダンサーやコレオグラファーが手がけている)

片方の組みが役付で出演する回は、別組みがアンサンブルで出演したが、アンサンブルでは、11匹の犬たちは揃って黒のつなぎの衣裳で、黒犬として登場する。アンサンブルでもけっこう出番があって、メイクも黒でトータル黒の扮装なので、役付のときよりも顔も分かりやすかったかも。
脱走のときのチャンバラシーンで戦う(アンサンブルの)相手が、それぞれ、別組みで同じ役を演じている黒犬、というような同じ役の表・裏を組ませるような演出も見られた。

お屋敷からの脱出に成功するためには、客席の座席の下に隠されている3文字(からなるキーワード)が必要になる。


女子8人(役付4+アンサンブル4)による「大切なこと」とかいうナンバーは、いちばんの見どころだったかな。

「ネコ」役の子は、どちらも舞台で見るのははじめてだったけど、ふたりとも、かわいい。「ネコ」が、「わたなべさん」って、スタッフのひとを呼び出すのがおもしろかった。

高野友那ちゃんて、すごくかわいいのだね。アンサンブルのときもかわいかったし。今後にも、注目したい。

 前に出演した舞台は、これだね。→http://gyakutensaiban-stage.com/2015_autumn/img/gallery/book17.jpg


この舞台は、キッズ・ミュージカルと銘打っていた割りには、男子はけっこうでかい子が多かったよね。ワンサくんも、意外と大き目だと思ったし、菊池銀河くんなんて大っき過ぎて、以前とイメージがちがい過ぎ・・・。

あと、大きい子と小さい子とがダブルキャストになっている役もあって、そういう点が、ギャオ!組みとワァオ!組みとでの、印象のちがいになってもいた。

劇団スイセイ・ミュージカル「クリスマス・キャロル」のキャスト


劇団スイセイ・ミュージカル ミュージカル「クリスマス・キャロル」2016年公演

チラシに、出演者が載っている。

11月12日(土)に秦野市文化会館 大ホール(16時00分開演)で行われるプレビュー公演。

https://www.city.hadano.kanagawa.jp/bunka/kyoiku/bunka/bunkakaikan/2016christmas.html

https://www.city.hadano.kanagawa.jp/bunka/kyoiku/bunka/bunkakaikan/documents/a4_omote_hadano.jpg(チラシ・表)

https://www.city.hadano.kanagawa.jp/bunka/kyoiku/bunka/bunkakaikan/documents/a4_ura_ura.jpg(チラシ・裏)


12月11日(日)のルネこだいら 大ホール公演(18時開演)のチラシも、掲載のキャストは同じ。

http://www.runekodaira.jp/public_performance/27409.html


スクルージ: 川崎麻世
マーレイ: 吉田要士
イザベラ、イライザ、イボンヌ: 杉本彩

過去のクリスマスの精霊: 星野真衣
現在のクリスマスの精霊: 小林あゆみ
未来のクリスマスの精霊: かまだ聖子
ボブ: 渡辺亮
シェリル(ボブの妻): 山上由依子
ティム(ボブの息子): 小川花怜・是安真花 (ダブルキャスト)
スクルージ(青年時代): 戸田健二

アンサンブル: 宮澤良輔 藤井珠美 小原千佳 松坂玲奈 小笠原桜子


ティム役の子役は、昨年公演と同じダブルキャスト

今年は、マーサ(ティムの姉)役には子役の起用はないのかな。