能登半島

いままで1回しか来たことのなかった能登半島に行くことにした。前回(10年以上前)は七尾市に行く用事があり、そのついでに能登島を回ってきた、という程度だった。今回は能登半島の上半分をぐるっと回ってみようと考えた。列車の中で読書をしたいということもあり、18切符で基本的に移動。能登島はレンタカーで廻るという計画だ。
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1日目は和倉温泉駅まで電車で移動して宿泊。これはただ単に丸一日かけて移動しただけ。「都市と都市」をメインに、ときどき電子雑誌など読み替えていく。iPadのおかげでだいぶ荷物が減った。

和倉温泉駅前でレンタカーを借りる。天気はあいにくのどんよりした曇り。大晦日だがあまりそういう雰囲気はない。能登島大橋のあたりではかなりの雨と強風。車の外にでると一瞬で全身濡れてしまう。雨は降ったりやんだりを細かく繰り返しているので、止んだタイミングで、ダッシュで撮影する。
 
望遠レンズの圧縮効果で、すごい坂のように見えるが実際はそれほどでもない。

島の海沿いをぐるっと回っているうちに、雨がやんで陽が射してきた。なんか違和感があるな?と思ったら、海のすぐ隣まで水田が迫っている。他の地方でこういうシチュエーションを見たことがないような気がする。
 
一方、海沿いの集落は黒い瓦が密集して、これは見事に全国共通だ。
 
能登島をぐるっと回って、ツインブリッジのとで能登半島に戻る。前回に来た時は、その時に持っていたツーリングマップルにまだこの橋は載っていなかったので、たいそう驚いた記憶がある。



のと鉄道七尾線と平行して国道249を北上する。
これは櫓なのかな?上に誰か座っているようにみえる。これまた他の地方では見たことがないのだが、僕は海無し県育ちなので知らないだけなのかもしれない。

海岸線沿いだとペースが上がらないので、ツーリングマップルのおすすめに従い、能登空港を経由する珠洲道路〜珠洲広域農道で半島の先端に向かう。標高が高いためか積雪していて、みぞれ混じりの雨が降ったりやんだり。

半島の先端部まで来たが、どんより曇っているし、海沿いの様子もあまり変化がなくてどうにも気持ちが盛り上がらない。先端部をぐるっと西に回っていったところで、明るい曇りに変化していった。
 
このあたり以降からは、曇り時々雨から曇りときどき晴れになってきたし、奇岩が多くなってくるしでなかなか楽しかった。
 
 
道端に停車して休憩していたところ、海に虹がかかっていた。しかし2分ほどで消えてしまった。
 
どうも能登半島風力発電所が多いらしい。

・北陸90基、能登に集中 風力発電

風車を見るのは好きなので、あらかじめ調べておけば、風車巡りのルートを取る手もあったな。

最後の締めに、能登千枚田に行ってみた。ツーリングマップルで見て10年前から行ってみたいと思っていたのだった。しかしどんよりと曇っていて、なんにもキャラ立ってない季節で、どうにも見栄えがしない。どうもライトアップとかもしているらしく、ライトアップ嫌いの僕としてはそれだけでどうも白けてしまう。

降りて行こうとしたら、どーっと激しい夕立が降ってきて、一瞬でずぶ濡れになってしまった。これはすぐ止んだのだが、すっかり体が冷えてしまい、もう下まで降りていく気力を失ってしまった。



今回は天候に恵まれずかなり残念な感じであった。移動すること自体が大好きなので、食事をする時間があったらとっとと移動しよう、という性格なのだが、こんな天候なら移動は諦めてうまいものでも食いに行けばよかった。
ていうか朝っぱらから雷雨が降るというのがけっこう衝撃的だった。雷の多い地方で育ったのだが、雷といえば夕立とセットでやってくるか、そうでなければ夜、という感じで、午前しかも早朝に雷、というのはこれまでに経験したことがなかったと思う。