邦画も復活の兆し21年ぶりに洋画を抜くか

kanazu362006-12-01

カレンダーも残り1枚となった。
今日12月1日は、映画の日
1896年(明治29)11月25日、日本で初めて
映画が上映されたのを記念し、映画産業団体連合が
1956年(昭和31)12月1日を「映画の日」に制定した。
今年の日本映画の興行収入は好調で、邦画も回復の兆しが。
日本映画製作連盟の発表によると、1985年以来21年ぶりに邦画が洋画を
抜く可能性が出てきたと。
1月から10月末までの、50億円以上の興行収入を上げた日本映画は、
ゲド戦記 77億円 ・LIMIT OF LOVE 海猿 71億円 
・THE 有頂天ホテル 60.8億円 ・日本沈没 52億円
男たちの大和 YAMATO戦記 50.9億円
など。
洋画は、
ハリーポッターと炎のゴブレット 110億円 
・バイレーツ・オブ・カリビア デッドマンズ・チェスト 100億円 
ダ・ヴィンチ・コード 89億円 ・ナルニア国物語 69億円 ・M:i:Ⅲ 52億円
など。
興行収入比率も10月末で、邦画47%と大健闘、邦画は、今日封切りの「武士の一分」や
「大奥」や「犬神家の一族」などの話題作が続々と上映される。
洋画は、年末にかけ話題作が見当たらない。
2006年は、興行収入で21年ぶりに邦画が洋画を抜くか。
過去の邦画と洋画の興行収入の比率をインターネットで調べた。
1998年 邦画 30.2% 洋画 69.8% 1999年 邦画 31.9% 洋画 68.1%
2000年 邦画 31.8% 洋画 68.2% 2002年 邦画 27.1% 洋画 72.9%
2003年 邦画 33.0% 洋画 67.0% 2004年 邦画 37.5% 洋画 62.5%
2005年 邦画 41.3% 洋画 58.7%
2002年の邦画 27.1% がこれまでの過去最低記録。
残念ながら、1985年と2001年の記録は見つけることができなかった。
日本映画業界が低迷する現在、1990年以降ほとんどの地域で毎月1日を「映画サービス
デー」と銘打ち、入場料金の割引などで映画復活の取り組み活動を積極的に行っている。
佐渡市河原田本町では、地域振興に「昭和映画を」と銘打ち、昭和20年後半から
30年代前半の名作を毎月15日昭和映画館で上映する。
初回の11月15日には、「喜びも悲しみも幾年月(昭和32年封切り)」を上映した。
次回12月15日は、「東京物語(昭和28年封切り)」を上映する。
山田洋次監督の話題作「武士の一分」が封切られる。
藤沢周平原作の時代劇三部作の最終編。
第一作の「たそがれ清兵衛」と第二作の「隠し剣鬼の爪」は、衛星映画劇場で観た。
最終編第三作の「武士の一分」は映画館で観ようか、それともテレビの放映まで待つか。
話題の日本映画は (イラストを模写)