ふるさと高田の晩秋の風物詩

kanazu362010-11-07

きょう11月7日は立冬
二十四節気の一つで、冬の気が立ち始め、雪の季節の始まり。
ふるさと高田から晩秋の風物詩の便りが届く。
・高田城跡公園の冬囲い始まる(上越市本城町:高田城跡公園)
 上越市高田城跡公園の冬の風物詩である公園樹木などの「冬囲い」が10月21日始まった。
 公園内のサツキやツツジなどの樹木約6000本と26基のブロンズ像を3本の竹で囲み、あら縄で縛り固定する。
 作業は12月中旬まで続く。
・浄興寺の菊祭り
 ふるさと高田の秋を彩る「第6回上越菊まつり」が浄興寺境内で10月30日始まった。
 浄興寺は親鸞聖人ゆかりの古寺。
 境内には黄・白・赤など色とりどりの大菊が約400鉢が並び訪れた人を楽しませる。
・浄興寺の大根炊き
 ふるさと高田の晩秋恒例の風物詩、浄興寺の「大根炊き」の仕込みが今年も11月2日行われた。
 旧高田市寺町2丁目の浄興寺は、子どものころ遊んだ懐かしいお寺だ。
 浄興寺は、昭和26年に60年の宿願がみのって独立し、浄興寺派の総本山となった。
 寺には、親鸞聖人の頂骨を納めた廟堂がある(明治21年に建立)。
 浄興寺で、無病息災を願う「大根炊き」の仕込みが11月2日行われた。
 浄興寺の大根には浄興寺の「浄」の焼印が押されている。
 これは、大根を輪切りにし、切り口に焼きごてを押し当てて「浄」の焼印を入れる。
 この日は130本の大根が用意され、500食分が仕込まれた。
 仕込んだ大根は11月3日午前11時から一皿500円で振る舞われた。
 上越市寺町の晩秋の風物詩にしょうと、浄興寺大門通りまちづくり協議会が2005年から復活させた。
 「大根炊き」は、特に中風封じに御利益があるといわれ、全国各地で行われる季節行事。
 浄土真宗では開祖親鸞聖人に信者が振る舞ったのが始まりとの言い伝えもある。
高田城跡公園の冬囲いや浄興寺の大根炊きが終わればふるさと高田は冬を迎える。

冬の足音が・・・ (イラストを模写)