トップリーグ 東芝府中vs神戸製鋼 秩父宮ラグビー場

メインSS指定を買っただけあって、非常にいい席だった。選手入場の際には、サッカーのように選手たちが少年少女と手をつないで入ってきた。まあ、いろいろと考えているようだ。
先発メンバーを見ると知らない選手が何人かいる。東芝のSO廣瀬、WTB吉田、神戸のSO山本、CTB竹下なんかは多分見たことがない。東芝の松田が11番でスタメンというのがちょっと意外だった。
試合は神戸がPGを2本決めて0-6。23分にマクラウドが右サイドを個人技で抜けて、最後は立川が右隅にトライ。ゴールは外れて5-6。PGを一本決められたあとの36分、左ラインアウトからのモールから右にボールが出てマクラウドへ。マクラウドが斜め右に走って神戸の選手を2人引きつけてから内に走り込んでいた松田へパス。この瞬間に私は「よっしゃー」と声を上げていた。これが実際にスタンドで観ているいいところで、全体が見えるからその時点でトライになるのがすぐに分かるのだ。松田の前には神戸のFBウェブしかいない。そして松田の両脇には東芝の選手が走っている。要するに3対1である。これではウェブも止めようがない。結局松田は左にいた伊藤にパスをして伊藤が真ん中にトライ。ゴールも決まって12-9と逆転した。このまま前半終わればよかったのに、終了間際にもたもたして、トライを取られたか〜という場面があったのだが、ぎりぎりラインの外だったようで事なきを得た。
後半は完全に東芝ペース。7分にはモールからホルテンがトライ(ゴールは決まらず)。31分には敵陣中央での仙波の突破から最後は廣瀬がトライ。ゴールも決まって24-9。そしてこのままノーサイド。結局神戸はノートライ、しかも後半は得点なしである。
相手をノートライに抑えたのはよかったのだが、東芝もミスが多かった。特に前半のSH伊藤の出来は悪かった。タッチキックのダイレクトが2、3本あった。前半27分にキャプテンの冨岡が負傷交代してしまったのも驚いた。幸い大したことはないようだが。
まあ、勝ったからよしとしましょう。これで去年開幕戦で神戸に負けた借りは返したな。

東芝府中vs神戸製鋼(24-9)