『岩波キリスト教辞典』はやはり使えない

 以前、当ブログ記事でも取り上げたが、『岩波キリスト教辞典』は使えないというレビューをアマゾンにも書いていた。
http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/20100228


 しかしながら、たてつづけに「参考にならない」票を3ついただき、小心者の私は「なんか間違ったこと書いたかな」と二読三読してみたが、思い当たる節がない。そうこうしているうちに、4月6日付で「鳳仙花」という方が否定的レビュー(★1つ)を投稿しているのを知った。このレビュー、非常に見事で、これに比べたら私の書いたことなど「藁くず」に見えてきた(笑)。私が抽象論で済ました所を、具体例を挙げて説明している。
 アマゾンレビューをそのまま転載するのは心苦しいので、全文引用はしない。ぜひ下のリンク先から読んでみてほしい。
 『岩波キリスト教辞典』はなぜか神格化されているようだが、どう考えても使えない辞典である。私自身記事で使ったこともあるにはあるが、使おうと思って使えなかったことの方がはるかに多いのである。「鳳仙花」氏も指摘しているが、最近「フィリオクエ」項等を見て、あまりのひどさに絶句したため、神話破壊のためにレビューを入れた次第。私の評価は、あながち間違いではなかったのだなと、少しほっとしている。