『守り』の重要性

負けぬための『守り』 勝つための『攻め』」で述べた通り、麻雀における『守り』の重要性は極めて高い。
では何故『守り』が重要なのか?
それは『守り』により余計な失点を防ぐことで、『攻め』の効果が最大限発揮されるからである。


例えば、『守り』を疎かにしたため東一局でマンガンを打ち込んだとしよう。
こうなると、次局にトップ目からマンガン直撃の和了をしても同点止まり。他のマンガン和了だと同点2着が精々である。
では『守り』に徹してマンガンツモの2000点で済んだならばどうであろう。
これならば、次局にマンガン和了すれば悪くても単独2着。トップ目から直撃すれば単独トップとなる。


同じマンガン和了でも、その前の失点状況でこれ程の差が生じるのである。
守り』のみで勝つことはできない。しかし勝つための『攻め』は、不敗のための『守り』があればこそなのである。

守るべき局面

小敵の堅は大敵の擒なり


 [意訳]
 少数での無理な戦闘は大軍の絶好の的である

では、他家の攻撃全てに対して『守り』を固めるべきか? 答えは"否"である。
大切なのは下記心得である。
攻守の見切り』において、これこそが最も基本的、かつ重要な判断基準である。

  • 愚形・安手は守る。好形・高打点は攻める。

しかし先手を取られた際、好形・高打点の条件を満たしていることは稀であり、『後の先』よりも『後の後』に回る局面が多くなる。


そのため本ブログでは『攻め』より『守り』、即ち『後の後』の判断とその方法を優先して記すものとする。


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