Miles Davis / Miles Davis At Fillmore
- アーティスト: マイルス・デイビス,スティーヴ・グロスマン,チック・コリア,キース・ジャレット,デイヴ・ホランド,ジャック・ディジョネット,アイアート・モレイラ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2005/10/19
- メディア: CD
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- 1970年6月17〜20日録音。
- Miles Davis (tp), Steve Grossman (ss), Keith Jarrett (organ), Chick Corea (el-p), Dave Holland (b, el-b), Jack DeJohnette (ds), Airto Moreira (perc)
フィルモア・イースト(ニューヨーク)におけるライヴ録音を収録した2枚組アルバム。4日間のステージから1日ずつピックアップして収録している。オリジナル LP は1970年の終わりに発表された。本作からキーボード奏者、キース・ジャレットが加入し、ツイン・キーボードの7人編成となっている。
オリジナル盤は全4曲、レコードの1面に1曲とクレジットされ、"Wednesday Miles", "Thursday Miles", "Friday Miles", "Saturday Miles" というタイトルがつけられていた。しかし、実際は当時のレパートリーがメドレー形式で演奏されているため、同じ曲が何度も出てくる。(もっともマイルスのライヴ盤ではこれがいつものパターン。)
キーボードだけでなくベースまでワウワウが使用されていて、全体にグニャグニャした音になっている。アイアート・モレイラが鳴らしている「クイーカ」という楽器も、グニャグニャな音だ。音質が悪いわけではないのだと思うが、なんとなくノイジーなサウンドである。同じメンバーによる8月の「ワイト島フェスティヴァル」のライヴのほうがすっきりと、まとまった演奏だと思う。
なお、本ライヴの全貌を収録したとされる4枚組 CD が本日発売された。商品が届いたら、あらためてレビューしたいと思っている。