姿を現した新しい函館駅(2003年6月28日)


生まれ変わった函館駅。新駅舎が姿を現しました。形はどことなく船をイメージさせるもので、大きさは新幹線の駅のような巨大なものではありませんが、適度な広さでモダンかつすっきりとしたデザインです。
中央と西側に出入り口があって、西に出てくると函館朝市が正面に見えます。1階には駅の主要な機能に加え、小さなコンビニエンスストアと書店、パン&喫茶、お土産店等が入居。2階には、食堂が複数入居。さらに「イカすホール」と名づけられた、展示会などに使えるスペースがあります。西側面はガラス張りになっていて、函館山が見渡せます。

個人的な印象としては、旧駅舎の趣も捨てがたいものがありましたが、機能的な面からすれば、やはり建て替えてよかったと思います。
新駅舎の利用開始にともない、旧駅舎は取り壊されますが、大時計は保存されるとのことでした。

この文を書いている2005年8月の時点では、既に旧駅舎の跡に、バス・タクシー乗り場が整備され、隣接地の区画整理も行われ、ビジネスホテルなどが建設されました。


解体直前の古い函館駅舎(2003年6月28日)