藍より青し・縁 第一話
今更ですが感想書いてなかったので。
相変わらずひどく家父長制マンセーなお話です。男がぶらぶらと遊んでいて、女は家事を押し付けられています。しかも、許嫁と同居しているその家に、他の女達をまで住ませているのです。
『キテレツ大百科』のOPに抗議してるヒマがあるんならこういうものをこそ看過してはならないんじゃないかしら、婦人団体とかって。
そういう意味でオタク男性のアレな男女観・恋愛観を綺麗に反映した作品で、普段こんなもんで喜んでいるオタク男性がどうして『マリみて』を読む時だけ進歩的な男女観を手に入れられるなんて想定できるのか、は『マリみて』ブームからジェンダー・セクシュアリティ論的なエッジを見出したい人に、是が非でも、二十本の爪を剥いででも聞いてみたいところです。
僕は下田正美監督の、無批判に作品が内在するファンタジーを剥きだしてしまう無防備さに触れるとほんわかするので正直好きです。一介の性的に保守的な男性オタクなので。
・・・自覚があれば幻想に安住してもかまわないという思考はかなり最悪だと思う。思うのだが。
絵が綺麗でキャスティングが冴えていてテンポが悪くないがゆえに善、で思考停止したってかまわんなやけどね。ティナ可愛いし。成田紗矢香出てるし。成田にはビッグになってほしいっす。
おねがいツインズ 第十二話
まったりした。
分岐ってのはした瞬間にふっと他の女の子が脱落する。そこで目の前にただ一人、俺が選んだ女の子がいる、という驚きがギャルゲ/エロゲ的快ってやつなのだけれど、いるはずの人間が脱落するなんて事態のリアリティを支えてるのは結局選択肢に他ならないわけですよ。
選択肢のないところでそのリアリティは支えられえたのかしら、結局。俺は好き、ととりあえず言っとく。
ヤミと帽子と本の旅人 第二話
なんかねえ、面白いかどうかは置いておいて、頭の中にある紐をくいくい引っ張られるの。それをひっぱらっれると俺は萌えるのね。いわば萌え天井?
思わず「バベルの図書館」を読み返す勢いでし。『D その景色の向こう側』は嫌いじゃないです。
AVENGER 第三話
折角豊口めぐみ主演なのにあまり喋らないのはどうか。お前はアフレコ現場でいくらでも声聞けるかもしれんけどなあ、俺らはそうじゃねえんだぞ。お前って誰だ? ましもんかな、基本的には。
R.O.D. the TV 第一話
すげえ百合。今期一番面白いかも。選べと言われればOVAよりもこっちを取るね。大体舛成孝二ってOVAとか劇場に向いてないと思う。少ない枚数、短い尺でちゃんと話作れて絵も見せられるかわりに枚数と尺使わなきゃ出来ない贅沢さとは縁遠いから。
それはそうと、斎藤千和で舛成というともちろん『ココロ図書館』なわけですが、こころんに本なんて大っ嫌いだーって言わせてみたかったのは誰ですか?
倉田英之にとってこころんが眩しすぎた、というのは随分と納得のいく話で、それだけに却って怪しい。こころんの眩しさは高木信孝による部分が多分大きい。黒田洋介はそれを舛成にスルーパスしただけだと思う。
ねねね先生がと言うべきか雪乃がと言うべきか胸がと言うべきか、その、あの。劣情を。
GUNSLINGER GIRL 第二話
作画ケチったとか言って喜んでる奴は五共和国派にテロられて死ねばいいと思う。
オープニングはやっぱり綺麗。流石りんたろう。今日はそればっかです。
フツー。
魁! クロマティ高校 第三話
桜井弘明の精神的な脆さがあまりに剥き出しで凹む。
「オンナノコ関係」と2つのゲストルーム
女性は恋愛市場から降りられないってだけの話じゃないのかしら。にもかかわらず、女性にはオンナノコ同士は、そこから降りた純粋な真実の関係を結んでいるという幻想があって、だから、「好きになられたら」=恋愛市場にいまだとどまっている事を突きつけられると「困る」。その幻想を共有できる範囲が、多分オンナノコにとっての「同性」。
なかなかに綺麗な波形が出たわ。いい電波なんじゃないかしら。