秋葉原通り魔事件はもういい

たまたま手元に新聞がたくさんあったので、昨日は秋葉原通り魔事件についてシコシコまとめてましたけども、ネットの方がよっぽど詳しい情報を、楽に集められることがわかりました。僕がこの事件を、世間並みの関心を抱きながら追っていて思ったのは、加藤智大容疑者自身もさることながら、この事件に対する(識者と呼ばれる人々)を含めた多くの人々によるリアクションも含めて、「既視感」に満ち満ちている、ということです。サカキバラ事件以来、この手の犯罪に関する論点はもう出尽くした感がありますね。性的弱者、幼児的万能感、悪辣な労働環境、希望格差社会、報道の仕方の問題、秋葉原、自立できない若者、希薄化した人間関係、安全のための監視を求める人々(とその副作用を指摘する社会学者)、今まで散々見てきたことです。無論、是正されるべき問題は多いのでしょうが、それはこのような事件が起ころうが起こるまいが、問題としてあるのであって、この事件によって「社会の歪み」表面化した、とは到底言えないでしょう。そういった意味で、この事件は、自分としてはもういい、という感がありますね。新聞に載っているような分析を中和するようなネット上の記事を少し載せておきます。

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2008-06-09 - 内藤朝雄HP −いじめと現代社会BLOG−
(追記)
掲示板の書き込み(詳細版−渋井哲也さんのブログより)
通り魔殺人 掲示板書き込み | てっちゃんの生きづらさオンライン@jugem