【園芸装飾】マンションエントランスのインドアガーデン制作@東海農園

技能士の試験も無事終わり、「園芸装飾」の講義ラスト3回は桜上水の東海農園さんでのインドアガーデン制作実習。

明治創業という由緒ある「貸し植木」業者さん。

杉並のかなりお高い土地でありながら、非常に場所をとる貸し植木=グリーンレンタル(オフィスや公共施設などの観葉植物のリース業)を、先祖代々続く土地で続けるため、ビルを建て3階以上〜をマンションとして貸し出し、2階を事務所、1階と屋上に植物、地下に資材となっているとのこと。

また、ビル自体も凝った設計になっていて、雨水を地下に貯水し、ポンプで屋上まで上げてマンションの各階のベランダの植物の潅水用としているらしい。
住民の方はベランダの水やりが不用!?



そんなビルのマンションエントランスホールが今回の制作現場。

設計図を元に作業を進める。


設置前の撮影をしようとしたらすでに先生が流木を・・


まずは床面養生のため、設置面全体にブルーシートを敷き固定する。
そのあと、いちばん大物となる水槽、大鉢の順で設置。


「大きなもの・後ろ側のものから」というのが鉄則。
流木、後方の中鉢を並べていく。


飾り鉢など大型の添景物を配置


飾り鉢の寄植えを施し、前方周囲に花鉢を並べ、水苔で表面を覆う。


外縁に石を並べ、更にその外側をロープで囲む(これがガーデンの境界線となる)。

ロープからはみ出したシートを切り取り、石とロープの間に化粧砂利を敷いて完成!


水が流れたり、

炎が揺れる(風に見えるライト)

なんだかすごいインドアガーデンの完成。

作業時間は学生12名+先生と社員の方がひとりの計14名で約2時間。

ちなみにもし、これをお客さんに提供する場合、460,000円程度とのこと。
資材は基本的には賃料(損料)。再利用できないものは実費。材料費+工賃(技能士3人、助手2人で算出)、間接費を全て含め。


お土産にいただいた先生直筆の絵葉書