仮面ライダー THE FIRST DVD発売イベント

http://www.maskedrider1st.jp/index.html
先日分。客層はやはり30代以上の人が多かった。
壇上に並んでるマイクを見たら6本あったのでゲストに誰が来るのか予想してみたり。開場は9割の入り。時間どおり開場。


まずは司会の山本さん(詳細不明。バンダイビジュアルの人?)と上映物操作担当の東映の加藤PDが登場。
本日は3部構成で第1部が長石監督フィルモグラフィー、第2部がメイキング映像を見ながらのトーク、第3部が本郷猛を語る、との内容。


まずは長石監督、白倉PDを呼んでの第1部。

東映のテレビ番組を確立した柔道一直線、ビデオ撮りのシャンゼリオンといった東映の転換点に常に立ち会ってきたのが長石監督」「長石監督は可能性を多く持つ男、ということでカブトの天道の名乗りの元ネタ」と監督を持ち上げる白倉PD。対する長石監督は「掘炬燵で酒が飲めるって聞いて来たんだけどなあ」と毛糸の帽子の似合うおとぼけ爺さんという感じの人。
その長石監督は初代仮面ライダーの助監督時代に、滝和也を生み出した男ということでライダー11話のDVDを流しながらのトーク。11話は現場をよく知っている助監督たちの競作だったらしく、実はこの段階で偽ライダーのアイデアを書いた人もいたそうな。このシナリオは3日で(うち1日は素材探し)書いたそうで、滝は3日で生み出された苦肉の策だったらしい。
次は石ノ森章太郎御大と共同監督した84話のエピソード。
空撮映像をふんだんに使った回だけど、「これは尺伸ばし」とか「石ノ森先生は演技がヘタ」とストレートな物言いの長石監督がイカス。空撮を1日でやる予定が取り終わらず、ホテルの駐車場にヘリを下ろしてヘリの操縦士ごと一泊したとかおおらかな時代のエピソード。
あとこのころフィンガー5の映画も撮ったそうで、コンサートツアーを追いかけて撮影して時間をぬってコンサート近くの現場で映画を撮った話とか。監督はコンサートで失神する女性ファンがいるフィンガー5がうらやましくて、「失神させるようなものを作りたいねえ」と夜っぽい発言も。
それからカゲスターOP/ED、シャンゼリオンOPの上映。カゲスターでも後ろを飛んでる飛行機が目立ってたりして、昔から飛行機や電車や車が好きだったそうな。
有名な「長石トンネル」はいまだに東映のスケジュール表とかに普通に書かれてて、ある戦隊の女幹部の女優さんに「なんで長石トンネル」っていうんですか?と訊かれて「俺が掘ったんだよ〜」と答えた話とか。イイ感じに酔っぱらう長石監督。酔うと別人格の長石2になる、とは白倉PDの弁。


第2部はメイキング映像を交えながらのトーク
ここでなんと主役の黄川田将也登場。事前に告知のあったのは小林涼子だけだったので驚き。そしてさらにスーツアクター前田浩登場で追加3人の計7人が壇上に。黄川田氏は手足が長くて本当にマンガみたいな体型の人だったよ!


DVDに収録されるメイキング映像を一足早く見ながらのトーク
スネークであることを公開まで伏せていたせいで、スーツに入ってたくさんアクションしたのに宣伝などで全然トークできなかった小林嬢にいろいろしゃべってもらうという趣旨らしい。
小林嬢は「sh15uya」で白倉PDが15才の女の子を探していたときに会ったうちの一人だったそうな。
「小学生の頃からバレエをやっていたのが役に立ちました」「バレーでは寸止めすることってないのでマークさんを蹴っちゃいました」「スネークのスーツはハイヒールで動きづらかった」とか元気なトーク。マーク武蔵は本名なんだってさ!
小林嬢が一番見てほしいのはやはりアクション。スネークの蹴りは速くてなにやってるかよくわかんないくらいだけどDVDでじっくり見てくださいとのこと。
ウエンツ瑛士は打ち上げのビンゴ大会で見事な司会ぶりを見せていたとか。
前田氏に言わせると本郷猛は黄川田将也そのままだったので、無理に黄川田の演技に合わせるのではなく、自分のイメージする本郷猛の仮面ライダーをそのまま演じるという方向で芝居を考えたそうな。


あとクランクインは4月で雪なんか降らないのだけど、せっかく桜が咲いているだからそれを撮ろうというという監督の決断でそのまま桜並木のシーンが撮影され、そのせいで本郷が正気に戻るシーンの雪がより象徴性を帯びた、という白倉PDの弁。台本を読んだとき「仮面ライダーがなんて酷いことをするんだ」と言ったそうな。


第2部終了は9時で、未成年の小林嬢は退場。その前に全員揃ってプレス向けに撮影会。「肩を組んでください」との撮影陣の注文に、頭ひとつ半低い小林嬢が黄川田氏の肩に手をかけて引き寄せて写真を撮ってたのが面白かった。スポーツ新聞かどこかに載ったのかな?


第3部は本郷猛について語る。男性陣ばかりの濃いトーク
仮面ライダーの時代に一番輝いていた役者として藤岡弘を本郷猛に選んだように、今の時代に一番輝いている黄川田将也を本郷として選んだ」「アクションを見せなければいけないのに、動きづらいスーツで面を被ってアクションするというジレンマ」について語る白倉PD。そのとたんにお店からジョッキでワインが届いたせいで話が飛んでしまったのがちょっと残念。
東映作品ということで、スタッフは実はデビルマンと同じで、「デビルマンのリベンジやろうぜ?」というのがsh15uya。さらに「sh15uyaのリベンジやろうぜ?」として作ったのがTHE FIRSTだそうな。
黄川田氏は昔のライダーに影響されちゃうから見ないように、逆に高野八誠氏は昔のライダーをたくさん見て研究して自分の一文字隼人を作ったという話。
あと前田氏のアメリカ時代の話とか。パワーレンジャーの製作場所がアメリカより安いニュージーランドに移ったけど馴染めなくて1年で日本に戻ってきたという話。4人で二部屋の建物に住んでたそうな。
アメリカのヒーローは哀愁がない、自分はヒーローは哀愁があるものだと思っている、と前田氏の弁。


実はお仕事で最後まで居られなくて第3部の途中で退場。
正直司会の人はあんまり巧くなかった(もっと技術・造形的な話もしてほしかった)んだけど、壇上は終始和やかな雰囲気で、家族を思わせる感じ。長石おじいちゃんと白倉・加藤パパ、前田アニキに黄川田・小林兄妹みたいな感じ。
撮影のときもこんな雰囲気だったのかなあ。

 木谷高明と榎本温子のサタデーナイトメインイベント#26

http://www.broccoli.co.jp/saturdaynight/index.html

今回で榎本温子卒業ということで、会場前から寄せ書き色紙がまわされたりと満員の会場はいつもより熱気があったような感じ。
しかしながら会長が買った夕刊フジに載ってた熟年離婚の話題からスタート。なぜだ。


ふつおたコーナーは卒業の話題。
しかし榎本温子は大学をいまだに休学中だったりして。会長は会長で会社員になってからアメリカのカレッジに行ったけど、そこには行かずにアメリカ中を旅してたせいで講師に呆れられた話とか。


前半のゲストは中山恵里奈&tororo団長のトゥルーティアーズ宣伝組。
トゥルーティアーズの企画合宿で伊香保温泉に行ったらガラガラの駐車場に停めてたにもかかわらず会長の車が旅館の人の車にぶつけられた話とか。会議中にいきなり菓子折りを持って土下座してきた旅館の人。ベコベコになった車を見た会長がトゥルーティアーズトゥルーティアーズは来年アニメ化が決まっているそうで。早っ!
D.C.IIは半年間G’sマガジンの表紙を飾るそうですよ。
あとコミデジに載ってるトゥルーティアーズの漫画を書いてる人(20)が会長が今注目している人らしい。1回目と2回目の連載で全然レベルが違うそうなのでちょっと気になるね。コゲどんぼ並の活躍をするようになるのだろーか。あとクリエイターは家にこもってする仕事なので、掲示板とかで99%肯定されてても、1%の的外れな批判を読んで自信をなくしちゃってダメになる話とか。


売り上げランキング。
コミック、DVDともにリリカルなのはがトップに。なんだこの上昇っぷりは。今まで知らなかった会長も売れるタイトルということで大好きになったそうな。4月のカードの宣伝も。


ニューアイテムのコーナー。
メッセージが読まれました。あんなわけわからん文章をわざわざ読んでくれてありがたやー。
キャラの顔が書いてあるグッズではなく、劇中でキャラが使う実用品を商品化してはどうか(というつもりで書いたけどその場で書いた文章がグダグダだった……)と書いてみたのだけど、やまけん曰く「そういう商品はジレンマがあって、普通に身につけられるものはそのキャラグッズだとわかってもらえないのであまり人気がない」とのこと。難しいねえ。
あとGAパチンコの話とか。版権は下ろしてるけど作ってもらえないのはいろいろと事情があるそうな。大変だなあ。


後半のテーマトーク、テーマは「榎本温子」ということで会長と二人で今までのことを振り返りつつみっちりトーク
冒頭に会長が「あっちゃんは媚びがないところが素晴らしいしきちんとしているのでどこに紹介しても安心できる」と持ち上げてみたり。
会長曰く「男が一番退く」という、あっちゃんの「お金持ちが大好き」というのは、仕事に恋愛を持ち込まないための、防衛手段としてのスタイル*1だという話が出たりして、なかなか踏み込んだ内容になってた。
やっぱりそういうしたたかなところや頭の回るところが、単なるアイドル声優とは一味違う魅力だというのは自分も思っていたし。毎回の司会の盛り上げかたを見てるとよくわかるけど、すごく頭の良い人だと思うんだよね。
やはりこうして月イチでこういう変わった雰囲気での仕事は珍しいし面白かったそうな。


しかしながら今回で卒業ということで。最後に次回からのアシスタントとして菜の花すみれ先生が登場。これにはみんな驚いていたけど、次回からはGA色をつけた内容にしていくとのことで、新しい形を模索していく模様。司会としてはかなり不安だけどどうなることか。
あとBS−iでやってたD-0の番組第3回で平野綾がミニスカートのままイスに座ってるシーンが放映されたことに驚いた会長、きっとお宝映像になるに違いないと断言していたぞ。録画していた人はごにょごにょ。
最後に会長からストールとハンカチ、お店と会場から花束やたくさんのプレゼントに囲まれて番組は終了。おつかれさまでした!


最後のおまけコーナーはロフトの斉藤さんのリクエストで以前よくやってたやまけんとあっちゃんのだらだらトーク。今回もなにも考えて来なかったということでやまけんがパチンコエヴァンゲリオンの素晴らしさを語りまくるという内容に。うーん、もうちょっと最後らしい感じでなにか欲しかった。
最後の最後でやまけんも今回でディレクター卒業のアナウンス。うーん、ヤバくないか?今まではあっちゃんとやまけんどちらも司会ができるスペックの人だったのでかなりスムーズだったけど両方交代というのは大変そう。次回からの担当の人の技量や如何に。

*1:スタジオに音響監督と二人きりになって云々ということも業界ではあるそうな