心の詩

アルバムを通して一枚聴くことが滅多になくなった昨今なのだが、昨日は珍しく四枚も聴いた。上田正樹と有山淳司『ぼちぼちいこか』、フェニックス『ユナイテッド』、サラ・ヴォーン『アイ・ラヴ・ブラジル!』、ナナ・ヴァスコンセロス『サウダージ』。どれも素晴らしかったのだが、この節操のなさが我ながら気になる。フェニックスは中古屋で久しく探していたものだ。「イフ・アイ・エヴァー・フィール・ベター」以外の曲も本当に良い曲ばかりで、ゼロ年代ブルー・アイド・ソウルの名盤だと思った。あとなんといってもサラ。『枯葉』で二曲ブラジルの作家の曲を取り挙げていて、それが白眉であったことは以前書いたが、全編がブラジルもの、かつアントニオ・カルロス・ジョビンミルトン・バナナをはじめブラジル人ミュージシャンが参加しているのだから悪いわけがない。サラの声もまさに天衣無縫といった感じでのびのびとしている。そして今朝はDJスピナの編んだスティーヴィー・ワンダーのカバーと提供曲を集めた2枚組のコンピレーションのDJミックス盤を聴いた。シダー・ウォルトンの「アナザー・スター」のファンキーなカヴァーを聴いてエナジー補給ができた。

United

United

アイ・ラヴ・ブラジル!

アイ・ラヴ・ブラジル!

The Wonder of Stevie

The Wonder of Stevie