知恵熱でたよ

昨夜は《やりにげコージー》を見て、そのあと、なんか眠れずに《探偵ナイトスクープ》まで見てしまう。そのせいか、朝起きるとノドが痛い。10時過ぎに出て、〈古書ほうろう〉に行き、「古書モクロー」棚を見るも、ホトンド動きなし。ストックしてあった本を少し入れ替える。やっぱりイベントで短期間やるのと、常設でやるのでは、集客もアピール度も違うのだと痛感。品揃えからそれ向きに考えていく必要がある。〈ブックオフ〉に寄り、弁当屋でおにぎりを買って、仕事場へ。


資料を整理したり、メールを書いたりするうちに時間が過ぎる。4時前に出て、神保町へ。飛鳥新社赤田祐一さんにお会いする。それから3時間半、たっぷりハナシを聞く。うーん、あまりに濃い内容で、咀嚼するのに時間が掛かりそう。ウチに帰ると、知恵熱が出たようになり、ちょっと眠る。


レンタルのDVDで、ロバート・アルドリッチ《傷だらけの挽歌》(1971)を観る。1930年代、禁酒法時代のアメリカが舞台。70年代の作品だが、殺人、ギャングの一家、誘拐、異常性格、裏切り、監禁、マザコン、悪趣味、親族殺人、銃撃戦、ストックホルム症候群……という要素がてんこ盛り。妙に明るい画面の中で、変態的でアンチモラルな世界が展開する。アメリカは恐ろしい国ですばい。直後に、テレビのニュースで、ブッシュが二期目の大統領就任演説をしてるのを見たが、やたら「自由」を強調するところがエキセントリックで、映画とオーバーラップしてしまった。


【今日の郵便物】
★『ACCU news』第347号、ユネスコアジア文化センター
マレーシアの漫画家LAT(ラット)とアニメーション作家・鈴木伸一藤子不二雄マンガのキャラクター「小池さん」のモデル)の対談「アニメーションを教材に活用する」がおもしろい。二人はユネスコアジア文化センター制作で、1992年からアジアの村を舞台にした「ミナ」という識字アニメーションのシリーズをつくってきたそうだ(http://www.accu.or.jp/jp/education/edu01.shtml#04)。現在4作まで完成。まとめて観てみたい。
★古書目録 港や書店
★『雲遊天下』第38号
★『ちょうちょぼっこ図書目録』第3号