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4ヶ月ぶりに。時が経つのはなんて早いんでしょう...。
Sambaでフォルダリダイレクト
Sambaでフォルダリダイレクトを使う方法がなかなか見つからなかったので、メモ。
Sambaをドメインコントローラとして、Windowsのネットワークを構成してます。アカウントを共通にできるのと、移動プロファイルによって個人の設定やデスクトップなどを共通にできるのが便利です。ただし不便な点もあり、移動プロファイルでは、ログオン時にローカルにコピーして、ログオフ時にサーバに書き戻します。なので、
- デスクトップやマイドキュメントにでかいファイルを置くと、ログオン、ログオフにかなり時間がかかる。
- 各マシンにプロファイルがキャッシュされてるので、消したはずのファイルが復活してたりする。
- 一度ログオフしないと、他のマシンで変更点が参照できない。
といった困った事態にもれなく遭遇できます。
移動プロファイルではなく、プロファイルをローカルにキャッシュしない「フォルダリダイレクト」なるものが存在するという情報を得て、いろいろ調べてみましたが、どこを見てもWindows Serverでグループポリシーを使えとのこと。半ば諦めかけたところで、公式サイトのWikiにて情報発見。システムポリシーで実現できるようです。
- http://wiki.samba.org/index.php/Samba_%26_Windows_Profiles
- http://wiki.samba.org/index.php/Implementing_System_Policies_with_Samba
- http://www.pcc-services.com/custom_poledit.html
あたりを読めばわかると思います。簡単にまとめると、
- Windows2000 SP4(日本語版は"W2KSP4_ja.EXE")をダウンロードしてきて、"adminpack.msi"を取り出し、インストール。
- ポリシーエディタ("poledit.exe")を実行。
- テンプレートに3つ目のサイトでダウンロードできる"custom.adm"を加え、ポリシーを新規作成。
- "既存のユーザ"の"Custom Folder Redirection"を編集(デスクトップその他いくつかは"Windows NTシェル"の"フォルダのカスタム設定"で設定。テンプレートから"WINNT.ADM"をはずす、でもOK?)
- "NTConfig.POL"という名前で保存。Sambaのドメインコントローラのnetlogonに置いておく。
で、できます。システムポリシー、他にもいろいろ使えそうなかんじです。