オタワ国際アニメーション映画祭(4)

オタワ5日目(最終日)、この日も回顧上映があったので念のため少し早めに行ってプロジェクターのチェック。


会場には長蛇の列が!と思いきや、これはピクサーのサイン会の列だった…。写真はそうとは知らず有頂天でじゃれあう二人。


子供の交渉術は日本もカナダも同じだ。親は慣れたもの。


上映にはマーチンさんや『ファミリーポートレイト』の彼も来てくれた。何人かに囲まれ、ここでもiPadでメイキングを見せる。


もう一つの美術館のカフェで和田君とお茶して時間をつぶし、クロージングセレモニーへ。会場前にはトロフィーが並ぶ。


学校賞は東京芸術大学。土居君が舞台に上がり山村さんからのメッセージを代わりに読む。特別賞だったアメリカの大学の時は学生たちが皆で舞台に上がっていたので、和田君、大見さんと一緒に上がった方が良かったんじゃないかと思った。そして、皆が自分の事でナーバスになっている中、嬉しそうにトロフィーを見せつけてくる彼の姿にイラついた。


どこの映画祭でも子供向け部門の発表の時は癒される。子供審査委員たち、みな可愛い。この後、各賞の発表で性的、暴力的な作品のダイジェストが流れると子供たちは気まずそうに親たちに連れられ会場を後にしていた。


結局、会場にいた日本人の受賞はなかったが、同じプログラムで道で会うたび挨拶するようになっていた車椅子の彼が学生部門のグランプリ、大学院部門のグランプリをダブル受賞し良かった。でも、同じ作品に2つも賞あげるならもう一人選んでチャンスを与えるべきなのではとも思った。個人的には和田君の作品はダントツに良かったため、解せない。ウシェフはカナダ作品のグランプリを獲得。喜び方はすさまじく、スピーチでも泣き出さんばかりだった。


クロージングパーティーではフランスで活動する岡本さんとCALF関連で有意義なお話。オタワ参加はこれで終わりだが、この旅はまだもう少し続く。翌日、モントリオールに戻ってNFB見学なのだ。

つづく