2005-12-20 カントとヘーゲル カントは理想主義者、ヘーゲルは現実主義者カントは人間の理性が及ばない世界を肯定した。たとえば「自然」の奥底にある崇高性しかしヘーゲルはそういう未知の外部を認めない。それらもまた人間が生み出したものであり、弁証法によっていつか認識され得ると考えた。建築のカウンターパートが「自然」から「社会」に変わったことと、カントの哲学がヘーゲルに継承されたことはパラレルに考えられる。66/75