カントとヘーゲル

カントは理想主義者、ヘーゲルは現実主義者

カントは人間の理性が及ばない世界を肯定した。たとえば「自然」の奥底にある崇高性

しかしヘーゲルはそういう未知の外部を認めない。それらもまた人間が生み出したものであり、弁証法によっていつか認識され得ると考えた。

建築のカウンターパートが「自然」から「社会」に変わったことと、カントの哲学がヘーゲルに継承されたことはパラレルに考えられる。

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