けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 パチンコ事情

どうも怠惰な生活から抜けきれぬ。

私には毎年、年の一時期だけ、パチンコ生活を送るという性癖があった。最初に準備金を用意して、それが尽きるまで打ち込むというモノ。

で、今年もその性癖が顔を出した。堕落論ではないが、落ちるなら落ちるところまで落ちてしまえ、という思いもあった。パチンコ場というのは、デカダンスな空気に満ち満ちているところである。その中に入り込み、わが身のあるべき姿を見直そうという気概も持っていた。

ところが、準備金を上回り、パチンコ生活が長引くにつれて、わが身がデカダンスな空気に溶け込み、澱のようなものが身体に沈み込み、観察者が被観察者に転じてしまう。

幸か不幸か、勝ち続けて、準備金もある意味で莫大なものになった。金が金として感覚的に捉えられず、ただの惰性でプレーするだけとなる。言い方を変えると、欲しいものがない状態の金というものは、交換価値のないただの記号に過ぎない、ということを実感し始めたのだ。

まあ、その種の実感を体験できたことは貴重だろうとは思うが、生活の軌道修正を試みねばならぬ時だろう。