鞍山驿堡yipu(鞍山城)に行ってきました!

昨晩は、一緒にご飯を食べた2年生の劉さんと魏さんが、宿題の作文の下書きを見てほしいということで部屋に来て、結局10時ころまで勉強したりしゃべったりしてました。今朝は起きたら雨。あ〜ぁ今日は中止かと思ったら、8時には日が差してきたので予定どおり鞍山城へ。正門で藤龍と待ち合わせて駅前へ。ブログで見つけた李さんが教えてくれた情報は、駅の北側の立体交差下のバス停「虹桥北hongqiaobei」から13路か14路のバスに乗るということ。藤龍も知らないらしく、人に聞きながら行くと小型のボロバスを発見。郊外まで行くバスなので、行き先を告げてお金を入れる。「鞍山城」までは市内均一区間と同じ1元。出発したら、結局「站前zhanqian(駅前)」を通るので、ここから乗る方が近かった。線路に沿った道(鞍山〜海城)をひたすら南へ。車内放送のないボロバスなので、バス停がわからないけど、乗るとき行き先を告げてるから大丈夫だよなと思い隣を見ると、藤龍は寝てる。例の「鞍山」が近づいて来て、もうすぐだろうと思っていると橋を渡るので、間違いなく次ぎのバス停。李さん情報で、鉄道からもこの橋を渡ってすぐ車窓から見えるとのことだったので、わかりました。バス停の印は何も立ってない。降りるとすぐ、道路の反対側に崩れた石垣が見えました。ここが「鞍山城村」。この石垣は城壁の北東の角にあたるもので、下に斜めになった「鞍山城村」の碑があったけど、これは新しいもののようです。ここから東面の道に沿って崩れた城壁が続きます。やがて、東門があったはずのところを右に折れると、旧城内の道。いきなりタイムスリップです。正面に唯一残っている西門が見え、電柱や外灯があるものの、道の左右の家々はいかにも村ですという感じ。村の人のいぶかしげな視線や、イヌが出てきて吠えるところも田舎っぽくていいです。「ここに住んだらいいなぁ、空気もきれいだし」と藤龍。西門の手前に医院があって、中庭の向こうに古い家が見えたので入ってみると、昔の四合院の作り。母屋は廃屋になってたけど、中庭は公園にして遊具が置いてある。しばしブランコに揺られ、のんびり。西門は、アーチの上部に装飾が施されている。「鞍山驿堡yipu」の額は後の時代にはめ込まれたモノのようです。ゴミ箱の縁にカメラを置いて、タイマーで撮ったのでちょっと斜めですが。向こうの山がもちろん「鞍山」。実は、これは「西鞍山」で、鞍山城を挟んで反対側に「東鞍山」もあったのが、鉄鉱石の鉱山として掘り尽くされて(露天掘り)すっかり山がなくなってしまったということです。西門から南側に、城壁が結構残ってました。上れないかと思ったのですが(李さんのブログの写真には城門の上から撮ったとおぼしき写真もあったんですが)、城壁に民家がくっついていて、民家の敷地に入らなければ無理そうでした。それにしても、あらためて西側から城門を入ってみると、ご覧のように「千と千尋」の世界。城門を抜けると異世界だったりして。うーん、今の鞍山からは想像もつかない別世界ですね。さっきの医院の向かいに「村のスーパーマーケット」発見。「何か買いましょう」と藤龍。ほんと、いい感じでしょう? しばしのタイムスリップを終えて、さっきの何も標識のないバス停らしきところで、(さっきの、北東角の石垣の所)帰りのバスを待つ。横から登れそうなので、登ってみたけど西門は見えませんでした。石垣の内側は「城内」なわけで、昔はこっちが街で、外側が郊外だったのが、今はまったく逆で、「城内」の地域だけ時間が止まっているようなのがおもしろかったですね。道路の向こう側は線路で、上り下りの貨物列車が通過していきます。バックに鞍山があって、鉄道写真にもいいところですが、写真を取り損ねました。ちょっと鞍山よりに架かっている鉄橋を渡る列車は絵になるかもしれません。

駅前に戻ってくると、現実世界に引き戻されるような感じです。昼食には早いので、先に床屋に付き合ってもらいました。先学期、メンバーズカードを作った例の店。床屋は、まだ一人で入る勇気がないです。今日の担当の人は、指導的立場の人らしく、個室(VIPルーム?)でした。料金は10元で同じ。
昼食はラーメン(拉面)。帰りに、先日引っ越した藤龍の新しいアパートを訪問。彼は留学生のKu君と部屋をシェアしている。Ku君にしても国際交流中心の高い家賃が大幅に安くなるし、お互い勉強になる。古〜い7階建てのアパートの7階で、もちろんボロボロの階段しかないから大変。でも中はリフォームしてあって、部屋にはいると外見を忘れます。元はといえば、先学期、短期留学で来ていたKu君と彼の、キャンパスでの偶然の出会いが縁。坂本龍馬が大好きで、幕末から明治維新の日本の歴史が大好きな彼と、話がはずみました。