よこはま若葉町多文化映画祭プレイベント

昨日の土曜日から、シネマ ジャック&ベティでは「横浜ラテンフィルムフェスタ2011」をやってます。
http://www.jackandbetty.net/yokohama-latin2011.html
それに合わせて、ブラジル移民の映像作家、岡村淳監督が来ています。
ブラジルに渡ったドキュメンタリー屋さん 岡村淳のオフレコ日記 (岡村淳のオフレコ日記 : TOP)
そこで、「よこはま若葉町多文化映画祭+横浜下町パラダイスまつり」では、
横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
15日(金)にプレイベントを打ちました。8月27日からの「多文化映画祭」ではブラジル映画もラインナップされていますが、むしろジェット・リー主演の「海洋天堂」との結びつきで、岡村監督を交えてのイベントです。「海洋天堂」は、自閉症の息子とガンで余命わずかな父親との物語ですが、岡村監督の最新作で、自閉症の子どもも通うブラジルのモンテッソーリ教育系の初等学校のドキュメント「きみらのゆめに」(日本初公開)を力業で結びつけての、特別上映&監督トークでした。「モンテッソーリ教育」はよく知らなかったのですが、いわゆる「オルタナティブな教育」の一つには違いないですね。日本では一時的なブームになったことはあるらしいですが、日本の「学校社会」と折り合いをつけるのが難しいのかもしれません。
 また、同時に、日本人神父がブラジルの貧農地域に開設した、寄宿制の農学校の紹介ビデオ「ササキ農学校の一日」も上映。もちろん、イベント終了後は、お客さん有志と監督を囲んで「ミーティング」。こういったイベントの際は、いろんな人と知り合えるのが魅力です。この「・・・まつり」関係のイベントに来ると、まず「普通の人」がいないのが新鮮で、30年公立学校の教員してました・・・なんていうほうがむしろ「普通じゃない」という環境に置かれるのが、なんともおもしろいです。と、思っていたら、西柴中時代に生徒だったという若者に出会ってビックリ。教えていない学年なんでこっちは覚えてないんですが・・・。能見台辺りで、岡村監督の作品の上映会などをやってるというから、どこでつながってるかわかりません。明日の18日(月)午後1時から、大桟橋のJack Cafe Basementで「横浜大桟橋シネマフェスタ」で岡村監督作品の上映をするそうです。
http://www.cycrew.com/category/jack-cafe-basement/

末吉町教会

シネマJ&Bからほど近い、大岡川沿いに、横浜で最初のカトリック教会である「末吉町教会」があります。実は、ササキ農学校を創ったササキ神父は、この教会にいたことがあるという、つながりもあったのです。ホント、どこでどうつながるか分かりませんね。それで、上記のイベントの前に、岡村監督と一緒に教会を見学させてもらいました。実は、まもなく建て替えのため、今の建物を壊すので、撮影は最後のチャンスです。この建物は戦後建てられたもので、典型的な教会建築ですが、老朽化のため立て替えを検討していたところに、今回の震災。屋根の重みで柱が斜めになり、左右の柱列が上に行くほど広がっているのは肉眼でも分かるほどでしたが、その上に今回の地震で壁にひびが入るなどの被害があって、すでに使ってないとのことでした。場所柄、多文化な教会としても特徴的で、日本語のミサの他に、英語・韓国語・中国語のミサも行われている、多文化な教会としも特筆されます。