ビックリ「麻花Mahua」が届きました!!

 昨夜、ゆうパックが届いたんだけど、伝票の宛先の番地が一部抜けてて、電話番号も一字抜けてる。配達人の方が探して当てて届けてくれたのだけど、「間違いないですか? 差出人に心当たりはありますか?」と訊かれて、見ると中国・鞍山にいるはずのKK氏の名前で住所は東京。品名は「食品(パン)」。首をかしげながらも、宛名は間違いなく自分なので受け取って開けてみると・・・。すぐ目に入った封筒を取り出してみると「藤龍」の文字。そして、入っていたのは、なんと「麻花Mahua」。なるほど「パン」かい。彼の手紙によると、急用で一時帰国した留学生のKK氏に託した物だとわかりました。KK氏は北海道の人なので、東京から発送するのにどなたかの住所を伝票に書いたのでしょう。ビックリですが、思わぬ贈り物に感激です。
 なんで麻花かというと・・・以前、大連に短期留学した時、知り合った中国人学生が、大連駅近くの店の麻花がおいしいと買ってくれたのがきっかけで、ねじりドーナツのような大きな麻花(大麻花)のファン。日本ではカリカリに焼いた小さなやつがお菓子として売ってるだけで、これは手に入りません。鞍山でも、師範学院近くの小市场xiaoshichangの露天でおばちゃんに顔覚えられるくらいに買ってました。あるとき学生に、麻花が好きだと言ったら、鞍山駅前にあるスーパー「四隆silong」で売ってる「手撕麻花shousimahua」がおいしいからと教えてくれたのでした。これは、麻花を手でちぎって蜂蜜とココナッツミルクの粉をまぶした物で、甘くておいしい。その後、鞍山師範学院から歩いても行ける「大润发超市Darunfa chaoshi」でも売っていることがわかって、以後、鞍山にいる間、欠かせぬオヤツとなっていたのでした。この話は藤龍も知っているから、彼も大润发に買いに行ってくれたらしい。写真のように、ちぎる前の大麻花を一緒に送ってくれました。これは、キッチンペーパーを敷いてトースターで温めると、余分な油も落ちておいしい! 温めると捻れもほどけるからおもしろいです。これ、日本で売ってもウケルと思うんだけどなぁ。中華街のどこかの店でやらないかな?
 それにしても、便せん3枚にビッシリ日本語で便りがしたためられていました。藤龍の日本語力は、独学にしてはホントに立派なもんです。「最近寒くなってきた」を「冷たくなってきた」とやってしまうのはご愛敬。これは母語干渉によるものですね。中国語で「寒い」は「冷leng」ですから。「私の人生の中で嬉しかった事は斋藤さんと出会えた事です。この気持ちは一生忘れませんので、私の気持ちと手紙を一緒に送ります。」・・・なんて書かれたら、泣けちゃいます。藤龍の希望する形で日本留学が実現するように、祈るばかりです。麻花を日本まで「輸送」して、わざわざパッキングして送ってくれたkkさんにも感謝です。