第21回 ヨコハマ ハギハッキョ

 昨年は20周年記念だったので、公会堂でステージ発表形式でしたが、今回はこれまでの形式に戻って、南吉田小学校での開催。今年の「歴史」の部屋は、2004年にこの学校から見つかった「震災作文」の現物を展示。実物を手にとって見ることのできる、またとない機会を提供しました(普段は横浜市開港資料館蔵)。自分の担当は今年もフィールドワークだったので、まず資料を見ながら後藤先生のレクチャーを受けてから、出発しました。意識の高い参加者の皆さんと一緒に、「平楽コース」を1時間半かけて歩いてきました。途中、八幡神社は、関東大震災犠牲者慰霊碑(1945年5月29日の横浜大空襲で破壊された石碑の一部が残る)の周りの雑草を刈ってありました。先月下見に行ったとき、草ぼうぼうで近づけなかったのですが、社務所の挨拶に行ったとき話したら、見られるようにしてくださったようです。平楽中にお願いして、屋上に上がらせていただき感謝です。「震災作文」に描かれている地域が一望できます。
 午後、大人グループでの懇談会で、参加者のお母さんからのご指摘。ハギハッキョに集ってくる子どもたちにとって、「単発」で重い内容を(しかも開会イベントでいきなり)見せられるのはどうよ?・・・気づかされました。たしかに、この「震災作文に学ぶ」取り組みを、ハギハッキョの中でどう生かすか、問われましたね。