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アイブライト

動植物

アイブライト

あいぶらいと

英:Eyebright

学名:Euphrasia officinalis (E.rostkoviana/E.stricta)

和名:ヤクヨウコゴメグサ

名称

学名のエフラシアはギリシャ神話アフロディテに仕える3人のカリス*1の一人エウプロシュネ(「喜び(euphrosyne)」)にちなむ。分類したのはリンネだが、その基準標本には複数の種が混じっており、薬効のないものも含まれている。

特徴

ゴマノハグサ科一年草。綿毛に覆われた半寄生植物でやせた牧草地や荒地でイネ、スゲ、カヤツリグサ科の植物の根に依存して4cmくらいの高さに成長する。鮮やかな緑色をした葉はだ円で周囲に歯状突起があり、盛夏から晩夏にかけて咲く花の下の心弁は白あるいは黄味がかった薄紫色で、充血した目のような赤か紫の筋が通っている。ヨーロッパから西アジアに産し牧草地や山地、海辺にも見られる。

ハーブ

昔から目の健康に役立つハーブとして親しまれてきた。充血や粘膜の炎症を改善し、疲れ目やアレルギーによる目のかゆみ、ドライアイに効果があるといわれる。アイブライトティーーとして販売されているが、飲用だけでなく、アイウォッシュとして使っても効果がある。ビールワインにエキスを溶出させて飲んだり、またハーブタバコとしてきざんで調合して用いられるなど多様な利用法がある。

ギリシャの学者・テオフラストス(BC372〜288年頃)は眼感染症の外用するための浸剤を処方していたとの記録が残されている。ヒルデガルド(Hildegarde)の紹介で広く知られるようになり、この花の紫と黄色の斑点及び縞は、充血した眼の外観と大変よく似ているところから、「特微説」を通じて信用を獲得した。フランスではCasse Lunette「めがねの壊し屋」ともいわれ14世紀医学書にはすべての眼病に効果ありと記されていた。

成分

アイブライトは、「アウクビン」などの“イリドイド配糖体”と、「ケルセチン」「アビゲニン」「タンニン」などの“フラボノイド類”などの成分を含む。

*1:「三美神」の図柄で知られる