角田郁夫: ウイルス感染・ワクチン接種による免疫性神経疾患:神経免疫学・ウイルス学の立場からHPVワクチンの推奨 思春期学 39(1):20-27,2021 HPVワクチン接種ではいずれの機序でも起こり得ないことを、神経免疫学・ウイルス学の専門的立ち上から解説する ワクチン 大きく2つに分類 生ワクチン 弱毒化したウイルスを使用 ウイルス特異的な液性(抗体)免疫および細胞性免疫の両者が誘導 例 麻疹、風疹、ムンプス 不活化ワクチン ウイルス粒子全体を不活化した不活化ワクチンとウイルス粒子の構成成分からなる成分ワクチンがある 液性免疫のみ誘導、感染性がないため安全性が高く、ワクチン接種による副反…