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アンチ巨人

(スポーツ)
あんちきょじん

読売巨人軍(読売ジャイアンツ)が嫌いなファンの総称。
巨人へのアンチテーゼという意味より、「アンチ巨人」とされる。

歴史

昭和30年代までは、その存在はほとんど目立つことは無く、リーグや球団間の人気格差も今ほどは無かったと言われている。

昭和40年代の巨人V9黄金時代の強さに伴う人気によって、「強すぎて嫌い」というファンが現れるようになり、その存在が知れ渡るようになる。

以後、いわゆる「球界の盟主」としてのマスコミやファンなどの影響により、セントラル・リーグの球団のファンを中心に、増加していった。


平成以降、巨人のFA制度、ドラフト逆指名制度などによる顕著な補強策により、勢いを増して増加する。

2004年の球界再編騒動の渡辺恒雄オーナー(当時)の発言等により、爆発的に増加。
現在に至っている。

また、近年では「アンチ阪神」や「アンチ中日」など、他球団を対象としたアンチテーゼを持つファンも存在する。

なお、たいていの場合は「中日ファンアンチ巨人」というようにひいきのチームが存在する場合が多いが、中には「巨人が嫌いだから他球団を応援する」「巨人を負かせてくれるのならどこでもいい」の様に「アンチ巨人」が他球団応援の原動力となっている人間も存在する。

アンチ巨人の分類

大きく分けて3種類存在する。

  • ひとつの球団としての巨人の存在が嫌いなアンチ巨人

これには、「他球団のファンである」「オーナーや読売新聞の影響で嫌い」「東京の球団だから」等という理由が挙げられる。Jリーグにおけるアンチヴェルディにも同様の傾向が見られる。

  • いわゆる「球界の盟主」扱いされた球団が存在するという事態が嫌いなアンチ巨人

これは、「前年成績のいかんを問わず他球団本拠地以外での地上波テレビ中継がほぼ巨人戦に集中する、という構造的利益を受けている」「他球団とのバランスを考えない補強」等の理由に拠るものが大きい。

  • その他

これは、野球が嫌いな人が「野球=巨人」と捉えて起こるアンチ巨人等、野球以外の要素に拠るアンチを指す。


課題

日本で一番ファンの多いプロ野球チームである巨人が、その反面嫌いな人も一番多いと言う事は、自明の理である。
近年、アンチ巨人の存在による、弊害が懸念されている。
「他球団のファンであるためにアンチ巨人」というファンの中には、「巨人だから」「巨人ファンだから」と排他的になる他球団のファンが多く見られるようになり、肩身の狭い立場に置かれている従来の巨人ファンも少なくない。

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