高齢者の在宅医療において家族の負担となる一つの理由は、不穏などの症状です。 もちろん陽性症状として大声あげて外にでる、物を投げたりするなどの症状ある場合は、ある程度内服による管理必要と考えています。但し、少しふらつくからベッド上というのは高齢者の廃用を進めるものであり、好ましくありません。 転倒を予防するために、在宅医療で介入できることは ①減薬 内服薬が5種類以上だと優位に転倒リスクが上がることが分かっているので、できるだけ減薬します。 ②転倒の原因となる薬剤をできるだけ処方しない 転倒の原因となる薬剤は↓のように数多くあります。特にベンゾジアゼピン系に注意が必要です。 睡眠薬・向精神薬、抗…