" data-en-clipboard="true"> 成人領域では、白血病で骨髄抑制中や造血幹細胞移植後の患者に対してキノロンの予防投与を行うことが比較的よくあります。小児ではキノロンは基本的に禁忌ですが、海外の文献では小児への予防投与もよく見かけます。 緑膿菌は、このような患者さんにとって、時として重症の菌血症を起こす菌です。好中球減少性発熱が見られたときには、「必ず」抗緑膿菌活性のある抗菌薬を投与します。抗緑膿菌活性のある抗菌薬とは、セフェピムやピペラシリン・タゾバクタムやメロペネム(カルバペネム系抗菌薬)などです。「通常は、カルバペネム系はGram陰性菌に対して最も広域に効果がある」の…