毎年クリスマス前夜に、巨大な角の生えた真っ赤な鼻の獣に雪上用の車を引かせ、一般家庭の住居に忍び込んで寝ている子どもを覗きこみ、傍にある靴下に大小様々な物体を無理やりねじ込む変質者(通称:サンタクロース)と人類(主に恋人のいない独身男性)との一連の闘いのこと。
1995年、古谷実作の漫画『行け!稲中卓球部』の第7巻で主人公・前野の「サンタ狩り」発言が発祥とされている。
この当時の「サンタ狩り」は、一般人がサンタの格好をしたいわゆる「似非サンタ」や幸せそうにイチャイチャとクリスマスを過ごす、いわゆるバカップルがターゲットにされていた。
2000年代に入り、毎年クリスマス時期になると、某巨大掲示板を中心に『今年もサンタ狩りやろうぜ』という主旨のスレッドが立ち、これに賛同および参加しようとする者の多くの書き込みがなされている。
ただし、掲示板上の「サンタ狩り」のターゲットとは「似非サンタ」や「バカップル」等ではなく、「本物のサンタクロース」である。
一説によると、フィンランドのどこかに本部を構え、世界各地に拠点を置き、一大組織を築いているというが、構成員数などは不明である。
個々で圧倒的な戦闘力を持っていると言われており、まず1対1の戦いでは勝ち目がない。
そのため、数にものを言わせた集団戦法が主体となるが、それでも年に1体倒せたら上出来とさえ言われている。
サンタは雪上車を使った飛行も可能なため、武器は弓矢や銃火器などの飛道具は必須である。ただし、効果は薄い。
サンタの服が真っ赤な理由は、これまでの闘いで倒してきた人々の返り血だと噂されている。
「サンタ狩り」以前から、サンタクロースと人類の闘いは存在していた。