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シングリッシュ

(一般)
しんぐりっしゅ

シンガポール・イングリッシュの略。
シンガポール独特の英語の発音、マレー語、中国語などとまざってできた独特の英語表現などの総称。

特徴

  • 語尾に lah、ma、one,hoなどがつく
    アメリカ英語でいうところの”what are you doing, men!"のmenのような感覚で使う。また、「no problem, lah?(問題ない?)」のように。lahの語尾を上げれば、疑問形となる。
  • 文法は気にしない
    中国語、マレー語には過去形、未来系はないせいか、英語でも時制は無視されます。主語、三人称や冠詞も無視されることが多い。
    例えば、「I went to school,yesterday,」 「I go school yesterday lah.」。
    また否定形でのbe動詞も無視され、「Don' be shy」 は「Don't shy」となる。
  • 単語の最期の子音は発音しない(無声子音)
    「Grand Hyatt」は「グランハイヤッ」、「Japanese」は「ジャパ二ッ」となる。
  • 長音を省略し単語を極端に短く言う、最終子音が極端に弱い、または発音されない
    「Car park」=カッパッ、「Steak」=ステクッ
  • 「Th」の発音が「T」と同じになる
    例:ThreeとTreeは同じ発音
  • 単語の反復
    「できますよ!」=Can-can!、「考えに考えに、考え抜いた」=Ting, Ting and Ting.(TingはThinkと同義)
  • 他の言語との混合
    マレー語、中国語を混ぜて使っている表現が多い。
    「alamak(アラマッ)」はマレー語のallah(神)とEmak(母)の混合語で、英語の「oh, my god」と同じように使用される。「makan(マレー語で食べるの意)」、「kancyon(中国語で短気の意)」 も頻繁に使われる。
  • 「中国語のようだ」と言われることの多い独特なアクセント。
    特に広東語や福建語など、南方方言の影響を受けて抑揚が中国語っぽい。
    例えばexpensiveは”p”の部分を強く発音するが、シングリッシュでは”ve”を強く発音する。

消えゆくシングリッシュ

シンガポール政府は、このシンガポール独特の訛りの排除に取り組んでいて、公共放送機関では中国語方言と同様に使用が禁止されている。首相が好んでシングリッシュを使う若者達に向かって「シングリッシュ=シンガポール人らしいという固定観念を捨てなさい。」と批判したらしい。

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