ワクチン

(サイエンス)
わくちん

[独] Vakzin [英] vaccine
ワクチンとは、ヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品
語源は牛を意味するラテン語から*1
ワクチンを最初に発見したのはイギリスの医学者であるエドワード・ジェンナーで、命名したのはフランスの細菌学者であるルイ・パスツール

種類

ワクチン」には大きく分けて「生ワクチン」「不活化ワクチン」「トキソイド」の3種類がある。
生ワクチンはほぼ一生効果を持続するものが多いが、不活化ワクチンはある程度の期間を過ぎると効果が無くなってしまうので、基本的には追加接種が必要。
また、インフルエンザウイルスなどの様に少しずつ抗原型が変化する微生物に対しては、毎年、流行が予想される抗原型のワクチンが作られる。この様に毎年、流行型のワクチン接種を受けなければ効果が得られないものもある。

生ワクチン

生ワクチンは、病原体は生きているが、病原体のウイルスや細菌が持っている病原性を弱めたもの。これを予防接種すると、その病気に自然にかかった状態とほぼ同じ免疫力がつく。病原性を弱くしたウイルスや細菌が身体の中で徐々に増えるので、接種後1〜3週間で自然に罹患したのと同じような軽い症状が出ることがある。
代表的なワクチンとしては、MR(麻疹風疹混合)、麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘、BCG(結核)などのワクチンがある。

不活化ワクチン

不活化ワクチンは、微生物や微生物が産生する特定のタンパク質を精製してホルマリン等で殺菌または無毒化し、病原性を無くした細菌やウイルスの一部を使う。生ワクチンに比べて免疫力が弱いので、何回かに分けて接種する必要がある。代表的なワクチンとしては、DPT-IPV四種混合(D:ジフテリア・P:百日せき・T:破傷風・IPV:不活化ポリオ)、DPT三種混合(D:ジフテリア・P:百日せき・T:破傷風)、DT二種混合(D:ジフテリア・T:破傷風)、日本脳炎、インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、肺炎球菌、不活化ポリオなどのワクチンがある。

トキソイド

トキソイドは、細菌の産生する毒素(トキシン)を取り出し、免疫を作る能力は持っているが毒性は無いようにしたもの。不活化ワクチンとして分類されることもある。ジフテリア、破傷風のワクチンがある。

*1:牛種痘が現代使われるワクチンの祖となるため

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