ジャズやポップスなどクラシックではない楽曲の作詞およびメロディの作曲を行うこと。作詞のみを行う場合はリリック・ライティングと呼ばれる。
The Songwriter's Workshop: Melody (Berklee Press)
The Songwriter's Workshop: Harmony
Major to Minor: The Rise and Fall of the Songwriter
ディスコやシンセ・ポップ色の濃かった前作「Little Dark Age」に較べて全体的にアコースティック・ギターの音色に存在感があり、「Oracular Spectacular」の頃のサウンドへの揺り戻しを感じさせる。特にM7は久々に例えばThe Byrdsの子孫のようなMGMTのサイケデリック・ロック・サイドが惜しげもなく披露されている。Christine And The Queensをゲストに迎えたM3も非常にMGMTらしいシンセ・ポップであるが、同時にChristine And The Queensの楽曲としてもまた同様で、加えてアシスタントとしてプロダクションに関わったDaniel …
ヴァン・ダー・グラフ 『バイタル(ライヴ)』 Vital Vande Der Graaf Live CD: Virgin/東芝EMI株式会社 シリーズ:Virgin Charisma Paper Sleeve Series VJCP-68765・66 (2005年) [2枚組] 定価3,670円(本体3,495円) Made in Japan 帯裏文: 「◎1978年1月16日にマーキー・クラブで収録されたライヴ盤で、6人編成のバンドが織り成すアグレッシヴでパンキッシュとも言えるサウンドが異色の最終作。アナログには収められながらCD化の際、日本盤以外ではカットされていた「サイ・ファイナンス」「…
それまでのテイストとは異なった、一般大衆にも受け入れやすい内容となっている" Freeze Frame " 1981年発表、全米ビルボード・アルバム・チャート1位、" アメリカのストーンズ "と呼ばれR&Bを基調と したロックが代名詞だったが、セス・ジャストマン主導、シンセ多用のヒップ・ホップに方向性を変え この12枚目のアルバムにしてとうとう遅咲きの大ブレークを果たした アルバム自体は1980年代を代表する名盤となったが、これだけ方向性を変えた展開にメンバーの亀裂は 一気に加速しピーター・ウルフは脱退、ソロ活動をしていくことになる また、セス・ジャストマンら残ったメンバーは次作" ヒップ・ア…
『優美温彩 ~すべての人に安らぎを 2023冬』 変更: 07.Eddie Reader - Wolves→ Fairground Atraction - A Smile in a Whisper 16.David Gilmour - Where We Start→ 割愛16.Badi Asad - Canco del Lladre -------------------------【終曲】 16.Badi Asad - Canco del Lladre”Danca das Ondas”(2003)曲名は泥棒の歌という意味のカタルーニャ語(邦題「盗賊の歌」)。原曲はカタルーニャ民謡。カタルーニ…
Mick Jaggerのヴォーカルが位相の中心にどっしりと据えられており、その年齢を感じさせないパワフルで安定感のある歌唱が、このアルバムの比較的高い評価に繋がっているものと思われるが、不謹慎だと解っていながらどうしても老人のドーピングといったイメージを喚起させ、若干の居心地の悪さは否めない。ソング・ライティングのクレジットには数曲でJagger–Richardsに加えてプロデューサーであるAndrew Wattの名前があり、その貢献がどの程度のものなのかは判らないが、思った以上にThe Rolling Stonesそのもの。M3はお得意の「Salt Of The Earth」や「Waitin…
1977年発表、Elvis Costelloのデビュー・アルバム全英14位 全米32位 1977年リリースで、いんちきバディ・ホリーみたいなポートレートで有名な本作こそ、極めてねじれた 恋愛感情を美麗な旋律にのせて告白する代表曲" アリソン "を筆頭に、当時強烈に吹き荒れていたパンク ムーブメントとそのルーツを共有しつつも、それらとはまったく異なる独自スタイルで人々の心を捉えた 偉大なデビュー作にして、彼をIBM 360コンピューターの平凡なオペレーターから英国を代表する ソング・ライターとしての道へと導いた歴史的傑作である プロデュースはパブ・ロックの伝説にして、当時スティッフ・レコードのハ…
前作「Laurel Hell」に於ける80’sマナーのポップ路線とは打って変わって、フォークやアメリカーナに舵を切った作品と言って差し支え無いだろう。評価の高さはリリックに多くを依っているようではあるが、やはりアメリカーナには欧米人の心を擽る何かがあるのかも知れない。日系人のMitskiがそこに向き合うとすれば、尚更バイアスが掛かるのも無理は無いように思える。嘗てはディストーションが掛かっていないギターは全て屑だと思っていた世代の日本人にとっては全く理解が出来ない、と言うかフォークやカントリーと聞くだけで条件反射的に一段トーン・ダウンしてしまうが、本作にそれが無いのは紛れも無くMitskiのソ…
前作「Chris」にはもうちょっとアッパーな印象があったが、本作は一転して抑制されたムードで統一されている。M2後半にはノイジーなブレイク・ビーツも登場するが、決してダンス・フロア向けではなく寧ろインダストリアル風で、A. G. Cookが手掛けたM8のチージーなシンセの主旋律とウォブル・ベースにシンバルが過剰なノイジーなビートの組み合わせが唯一ハイパー・ポップ的と言えそうではあるが、テンポはスロウでダンス・ポップと呼べるものではない。強いて言うならドリーム・ポップとかトリップ・ホップとかが比較的しっくり来るが、かと言ってトリップ・ホップというタームに付き纏うメランコリーは希薄、メロディは寧ろ…
10年足らずという歳月でロックを複雑巨大化したBeatlesの最高で最終の到達点である記念人もいえる傑作中の傑作 ビートルズの最後のアルバムであり" サージェント・ペパーズ "と並んでロック史上、さらには20世紀 音楽の最高傑作と称される作品で、中身同様にこのジャケット写真もレコード史に残る有名な1枚として 知られていて、レコーディング中にポール・マッカートニーのアイディアでスタジオの表にある横断歩道 を4人が歩くシーン、先頭を歩く上下白のスーツ姿のジョン・レノンは神父、2番目のリンゴ・スターは 葬儀屋、その後ろの裸足で歩くポール・マッカートニーは死体、そして最後のジョージ・ハリスンは 墓掘人…
M1はBPM130くらいのアップテンポなイーヴン・キックにオールド・スクールなシンセ・ベースとピアノの音色で構成されたシンプルなハウス。続いてUKガラージ/2ステップのビートを援用したM2、ちょっとバブルガム・ポップ風のM3と乗っけからアップリフティングなトラックが目白押し。何れも特にシンセ・ベースがフックになっており、その快楽指数の高さからはYMOに於ける細野晴臣の手弾きのシンセ・ベースの遺伝子が感じられる。オルタナティヴR&B的な楽曲はM4やM8くらいとぐっと減って、よりビートにフォーカスした印象がある。元からソングライターとしてよりもビートメイカーとしての才能の方に惹かれていただけに、ポ…
JR高田馬場駅から徒歩2分の防音マンションの一室に、音楽制作スタジオMake Hits Labはある。2019年にスタジオ・オーナー/運営会社Make Hits Production代表の谷正太郎氏が開設し、2020年5月に現在の場所に移転した。Make Hits Labは−106dBの防音性能を備え、24時間音出しが可能。またBYOD(Bring Your Own Device)スタイルを採用しているため、ユーザーはラップトップを持ち込むだけでスタジオにあるハイエンド機材をリーズナブルに利用することができるそう。今回は、谷氏にこのスタジオの魅力や導入機材のこだわりなどを伺った。 Photo:…
ファースト・アルバムが2013年のリリースである事を鑑みると、King Kruleこそ(未だ30歳にもなっていないというのに!)現在のUKに於けるポスト・パンク・リヴァイヴァルの先駆けであったように思えて仕方無い。Tom Waitsや特にサックスの存在感に於いてJames Chance And The Contortionsを連想させるジャズとブルーズとパンクのキマイラのような、時にジャズ・パンクとも呼ばれる音楽性や、そこはかとなく漂う厭世観やセンチメントといった要素はデビュー以来一切変わらない。と言っても本作でポスト・パンク的と言えそうなのはM2とM8、M9くらいなもので、Black Fra…
Taylor Swift(テイラー・スウィフト)再録第3弾アルバム『Speak Now (Taylor's Version)』7月7日リリース!! テイラー・スウィフトの3作目の再録版アルバム『Speak Now (Taylor's Version)』が2023年7月7日リリースとなります!! rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="0f40cbaf.b3122fa4.0f40cbb0.ceca4ecb";rakuten_items="ranking";rakuten_genreId="0";rakuten_size="600x200";raku…
繰り返し湧き上がってくるアイディアこそが記録する価値のあるものなの 南ロンドンを拠点とし、FKAツイッグス『Magdalene』ワールド・ツアーのバンドにも参加したアーティスト、ルシンダ・チュアが4ADから1stアルバム『YIAN』をリリース。ソング・ライティングから、ボーカル、ピアノ、チェロなどの演奏、さらにはエンジニアリングまで自身で手掛けており、温かなアンビエントと透明感のある歌声が見事に調和した作品だ。今回、彼女が来日した際にインタビューを実施。その世界観がどのように作られているのか、ご覧いただきたい。 Text:Satoshi Torii Interpretation:Emi Aok…
僕たちの“遊び”をそのまま伝えられる環境なので、今までで一番ピュアな形で音楽を届けられると思います 7年ぶりに活動を再開したGalileo Galileiのアルバム『Bee and The Whales』が、5月31日にリリースされた。札幌にある彼らのプライベート・スペース、わんわんスタジオにてセルフ・プロデュースで制作された本作は、リスナーが思い浮かべるようなGalileo Galileiらしさがありながらも、新鮮でより洗練された音像に仕上がった。その背景を解き明かすため、現メンバーである尾崎雄貴(vo、g/写真中央右)、岩井郁人(g、k/写真中央左)、岡崎真輝(b/写真左)、尾崎和樹(ds…