ユダヤ教を意味するとされる、六芒星の幾何学的意匠。イスラエルの国旗の中心にも描かれている。
ただし、六芒星自体は世界中で古くから使用されており、籠目紋として日本の家紋にもある。ダヴィデの星としてユダヤ教のシンボルだとされるようになったのは意外に新しく、20世紀に入ってからのこと。
中世やヒトラー政権下のユダヤ人は、黄色のダヴィデの星マークを衣服に着用するよう義務付けられた。黄色は忌まわしいカラーとされていた。
Spirited Away: Dream Work, the Outsider, and the Representation of Transylvania in the Pied Piper and Dracula Myth in Britain and Germany サム・M・ジョージ Sam M George萩原 學(訳) 訳注: 以下は ACADEMIA(要登録) にある Sam M George 先生の論文を、ご本人の許可を得て翻訳公開するものである。豊富な文献を参照しているため、ポインタ集としても便利な筈だが、訳者も全ては存在を確認できておらず、邦訳されたものはごく少数に過ぎな…
12/2(土)、ロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」を映画館にて鑑賞した。 ポーランドの音楽家であるウワディスワフ・シュピルマンを主人公とし、彼の第二次世界大戦における経験を描いている。実話を基にしているらしく、シュピルマン本人による著作『戦場のピアニスト』(春秋社・佐藤泰一訳)や、『「戦場のピアニスト」を救ったドイツ国防軍将校』(白水社/ヘルマン・フィンケ著/高田ゆみ子訳)という本も出版されているらしい。 1939年のナチス・ドイツによるポーランド侵攻により開戦した第二次世界大戦において、ピアニストとして活躍していたシュピルマン含む多くのポーランド人の生活が変わっていく様を時間の経過…
ドイツ国内が揺れている。連立入りしている<緑の党>の極端な環境原理主義的主張もあってエネルギー問題が深刻化し、景気低迷が続いている。その一方、極右政党<AfD(ドイツのための選択肢)>も勢力を伸ばし、急増する移民・難民排斥や、LGBTQ支持者との対立も鮮明になってきた。 そして、トドメに近いのが今回のガザ紛争。ハマスの奇襲によって始まったこの紛争は、すでに1.5万人に近い犠牲者を双方に強い、終わりどころか一旦停止も見えてこない。ドイツの国是は人権、特にかつて迫害したユダヤ系の人達の人権を守ること(*1)なので、ショルツ政権はハマスの攻撃を許すことはできない。ショルツ首相が攻撃後各国首脳の中で最…