「大物」外国人には、苦い思い出がある‥‥という12球団のファン方は多いのではないか。 メジャーでの実績、破格な年俸が必ずしもNPBでの成績に結びつかない事例は大昔からある。筆者が幼かった頃は巨人戦のテレビ中継しかなかった故、よく観ていたジャイアンツの助っ人になぞらえると、J.バーフィールド、S.マックなんてのは、それこそ現役バリバリといった体で入団してきたクチだが、日本で残した数字は、せいぜい「並」がいいところだろう。ところが、昨年ベイスターズに入団し「サイヤング賞投手」が触れ込みだったT.バウアーは、初年度からいきなり二桁の勝ち星をあげている。このような「大物」外国人選手のほうが希少だ。 例…