fefnir
ファーブニル、ファフナーとも。
北欧神話やドイツの伝承において、シグムンドの息子・勇者シグルド(シグムント、ジークフリート、ザイフリート)と戦ったドラゴン。
硬いうろこで覆われ、強い尾と鋭い牙を持ち、毒の息を吐く。
ドイツ中世の英雄叙事詩「ニーベルングの歌」では、財宝を洞窟の中に隠し、誰にも取られないように見張りつづけていたが、ネーデルラントの英雄ジークフリートに退治される。
ファフニールの心臓には不思議な力があり、それを食べると、鳥や動物たちの言葉が分かるようになったという。また、ファフニールの血を浴びたジークフリートは、鋼のような体を持つようになった。ただ一箇所だけ、木の葉が張りついていたため、血を浴びなかった場所があった。その肩が彼の弱点となり、部下のハーゲンに裏切られて命を落とすことになる。