Volksgarten
オーストリアの首都―ウィーンにある公共の市民庭園。
オーストリア帝国初代皇帝のフランツの治下、1819年に造園が始まり、その4年後の1823年に完成した。周囲の城壁に沿って設計されたもので、ウィーン初の公共庭園であった。
19世紀中頃に拡張され、更に20世紀初頭に新たな庭園が追って造られ、今の姿に至っている。
旧市街のすぐそばにあり、薔薇園やテセウス神殿、皇后エリザベートの像などの織り成すその園内からは、国会議事堂や市庁舎などを眺めることができる。
なおこの『フォルクスガルテン』は固有名詞ではなく、よそ―例えばドイツのミュンヘンやケルンやデュッセルドルフ―にもこう呼ばれる庭園が存在している。