表紙は美しい砂浜で車いすに乗り背中を向けている青年。 12歳の時に未知の病にかかり、介護施設で14年間を過ごしたマーティン・ピストリウスさんの人生をまとめている本です。 表紙をめくると「ぼくの魂のささやきに耳を傾け、ありのままの僕を愛してくれる妻のジョアナに。」と書かれています。 盛大なネタバレ… こういう自身のお話を書くときに「我が妻、我が子、我が夫…」と書かれると新たな登場人物が出てきた際に「あ、この人が奥様になるのね」と思ってしまうタイプなので自伝的な本ではなるべくラストのページに書いて欲しいと思います。 推理小説の犯人が表紙に書いてあると萎える人もいると思いますが、私にとってはそんな感…