哲学は人間が世界を理解(メタ知識的認識)する運動である.しかし,運動の意識は時間とともに消滅する.それに対して,運動の痕跡は存在する.それゆえにその痕跡を再現し、意識化するためには物理的痕跡が必要となる.この痕跡が記号であり,意識の再現(復活)である.そして,人間が世界を言語で記述することによって認識として継承する. 哲学と論理 記号論的方法 ここでは基礎的な部分だけ要約します。これをもとに哲学的混乱が解明されていく様子を、是非読んでみてください。 記号論と論理学の基礎 記号過程(=記号現象が成立する過程)には、「記号」「記号の意味」「記号の解釈者」という三つの要素にくわえて、「記号体系」すな…