コリン・デクスターのミステリシリーズの探偵役。E.Morse。オックスフォード、テムズ・バレイ署主任警部。独身でワーグナーを愛好するが、酒好きで好色。そのわりになぜか毎回、特定の女性に好かれる。
しばしば証拠をも無視する直感的で大胆な推理に基づき、捜査を行う。
本国イギリスでは"Inspector Morse"というタイトルでテレビシリーズも制作されている。モース役にはジョン・ソウ。
お題「好きなシリーズもの」 教会の礼拝に出席した人々が、次々と悲惨な死を遂げる。 ドラマ『主任警部モース』 コリン・デクスターの小説『モース警部』は、 オックスフォード大学を中退した パズル好きの元文学青年モース警部が、難事件を解決していく…、 という物話です。 頭が切れ推理の勘は冴えるのですが、上にへつらうことが出来ず、出世は望めません。 たまたま、モースの能力を理解している友人が上司に収まったおかげで、首にならず、 かと言って警視にもなれず、現場で使い倒されるわけです。 そんなモース警部、生涯独身です。 事件に関わった人物、美しい独身女性に惹かれ、毎回恋をします。 しかし、それが殺人犯であ…
まだまだ読みます、『相棒』関連雑誌。 時は流れ、右京の相棒は亀山薫から神戸尊に。 まずはこちら、『刑事マガジン vol.8』(2009年、辰巳出版)-事実上の最終号。 ブックオフオンラインで購入。605円。 松本基弘 プロデューサー P28~30 放送中の『相棒 season8』についてのインタビュー。 ・<新相棒>神戸尊について。「及川さんには、以前、ゲストとして『相棒』に出ていただきたくて、お話ししたことがあった」 ・初登場がシーズン7の最終回スペシャルだったことについて。「そもそも及川さんはコンサートをやっている最中で、スケジュールの問題もあったんですが、そういう悪条件を逆手にとるのは得…
深夜の突発企画。こう云うのは勢いでやるもんだ。選んだのは十二冊。黄金の十二ゴールデン・ダズンである。 アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』 アガサ・クリスティー『葬儀を終えて』 アガサ・クリスティー『鏡は横にひび割れて』 アガサ・クリスティー『五匹の子豚』 ドロシー・L・セイヤーズ『ナイン・テイラーズ』 G・K・チェスタトン『ブラウン神父の不信』 エラリイ・クイーン『九尾の猫』 ヒラリー・ウォー『生まれながらの犠牲者』 ロス・マクドナルド『さむけ』 ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』 コリン・デクスター『ニコラス・クインの静かな世界』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』 アガサ・…
本を読まないと夜をやり過ごせない、という記事を書いてからかれこれ2年半ほどが経った。 これを書く前から本を読み漁るようになっていたので、溺れるように読書にのめり込んでからざっくり3年ということにする。あの頃ほど読書に没頭してはいないが、今もKindle Paperwhiteで本を読みまくっていることは確かだ。(没頭していない、とは?) で、文字に溺れ出してから現在に至るまで、結局どれくらいの物量を読んだのか数えてみたくなった。ミステリやフィクションに絞り、人文科学系は省く。 どのみち今週はボルダリングには行けず、他の家事をやる気力もないので逃避行動に走ることにする。理由は前回の記事に。 冊数も…
2005年頃から、私は近所散歩のついでにBOOK-OFFに立ち寄るのが習慣になったが、その頃はスーパで買い物をすると同じ感覚で、店備え付けの買い物籠を抱えて、ポンポン本を買い込んでいる人が目に付いた。これは、BOOK-OFFが105円コーナーを設けて以来である。 ところで、定年退職前の、会社員時代の私の書籍代は、週刊誌の「日経ビジネス」、英語学習と情報収集のための「ニューズウィーク・アジア版」を含めて、月に1万5千円をゆうに超え、賞与の月は3万円を超えることもしばしばあった。 特にビジネス書籍は、これはと思うものは、金に糸目をつけないくらいに、発売と同時に買い込んだものだった。まあ、それ位勉強…
2007年11月13日の日経夕刊の「早めの補聴器 不便解消」の記事に思わず目が行ったのは、遠からず私も直面する問題であったばかりでなく、「75歳以上普及率わずか一割」の小見出しに惹き付けられたからである。 というのは、私は「補聴器は国民健康保険の対象」と何となく思い込んでいたので、耳が遠くなる人の比率の高い75歳以上の普及率が僅か一割に合点がゆかなかったのである。 記事を読み進めると、その当時の補聴器の値段は耳掛け形で片耳が8万円から、耳穴形が13万円から40万円程度と、年金生活者にとって決して安い価格では無い。これが全額自己負担であれば、75歳以上の普及率が一割は仕方が無いかと思う。 ところ…
悔恨の日 コリン・デクスター 大庭忠夫訳 ハヤカワミステリ文庫 電子書籍 モース警部(Inspector Morse)シリーズの最終巻です。まさにモースの悔恨の日(The Remorseful Day)でした。 一年前のイヴォンヌ・ハリスン殺人事件は未解決のままでしたが,テムズ・バレイ警察署に匿名電話があったことから,捜査が再開されます。体調不良で休んでいたモース主任警部は,友人であり上司であるストレンジ主任警視に促されて,捜査を始めます。例によって,ルイス部長刑事を混乱させながら,モースの迷走する推理が展開されます。錯綜する筋書きに少々うんざりしながら,読みました。 モース警部シリーズは第一…