高級靴会社に勤めるジェニーは大抜擢され、突然、副社長マークの下で働くこととなった。マークは若くして重役に昇りつめた、容姿端麗のセクシーな男性。密かに彼に憧れていたジェニーの心は浮きたつが、すぐに悩ましい問題が生じる。一緒に働き始めて数日が経っても、名前すら覚えてもらえないのだ。確かに私は地味でしがない社員だけど、名前くらいちゃんと呼ばれたい―ジェニーはその一心で眼鏡も黒いスーツもやめ、髪型を変え別人のように生まれ変わる。そしておそるおそる出社した彼女を、マークは訝しげにじっと見つめた。 「一夜だけの恋人」の前のお話。 bananatyoko.hatenablog.com ↑ではヒーローを捨てた…