ロマンス語はラテン語に起源をもつ言語。 (主に複数形によって:母音交代(主格から)/-(e)s(与格・奪格から))東西に分けられ、含まれる言語は(東)フランス語、スペイン語、カタルーニャ語、ポルトガル語、(西)イタリア語、ロマンシュ語、ダルマチア語など。 このうちダルマチア語はすでに絶滅した。(最後の話者はウダイナ・ブルブル氏) また、ルーマニア語はロマンス語に含まれるかどうか学説が分かれている。
こんにちは! 技術部機械学習グループの山口 (@altescy) です。 先月、神戸にて開催された言語処理学会第30回年次大会 (NLP2024)に同じく機械学習グループの深澤 (@fufufukakaka)と共に参加してきました。 昨年に引き続き今年も過去最多の参加者数となり、言語処理研究の盛り上がりを実感しました。 特に去年の年次大会 (NLP2023) のタイミングで GPT-4 が発表されて以降、自然言語処理の研究は大きな転換期を迎えていると感じます。 大規模言語モデル (LLM) が研究の主流となる中、どんな課題や発見があるのか、期待をもって参加する大会となりました。 この記事では …
いつの間にか月が変わってしましましたが、2024年3月に言語処理学会第30回年次大会 に参加したので、論文紹介をします。 言語資源・評価手法関連が多いです。 サイトの上から順に選び、聴講の際も時系列に沿ってメモしていたので、それに従った順番に紹介します。 カテゴリは口頭発表に基づいてつけていますが、ポスター発表は自分の想像でつけています。 簡単な紹介しかしていないので、詳細を知りたい場合はリンク先の論文を読んでください。 間違いがないよう、なるべく論文の表現を引用しています。 P1-7 「昭和・平成書き言葉コーパス」の語彙統計情報の公開 P1-10 日本語意味変化検出の評価セットの拡張と検出手…
作品情報 あらすじ キャラクター<俳優名> 感想 3時間の尺でもけっこう厳しいか(´ω`) 未知への挑戦と代償 最後に
上映中映画「オッペンハイマー」を映画館IMAXで観たので、レビューします! 【上映中映画「オッペンハイマー」:オッペンハイマー (映画) - Wikipedia】 オッペンハイマー Oppenheimer 監督 クリストファー・ノーラン 脚本 クリストファー・ノーラン 原作 カイ・バード(英語版) マーティン・J・シャーウィン 『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(英語版)』(American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer) 製作 エマ・トーマス チャールズ・ローヴェン クリストファ…
オッペンハイマー オッペンハイマー 作品情報 あらすじ キャラクター紹介 感想 未来は僕らの手にかかってたりして。 詐欺師ノーラン 最後に
日本語は難しいか。 むしろ簡単な部類であろう。 まず発音は簡単な部類だ。これは確定している。 文法も例外がほぼなく、助詞をくっつけていけばよく、語順やイディオムの憶えゲーを強要されることもない。 語順や主語を明示する必要もない。時制も二個しかない。 文法も間違いなく簡単な部類だ。 助詞の数も少なく、英語は多い部類だが、英語よりも少ないロマンス語系列と比べても少ない。 「は・が・を・へ・は・から・で・と」を憶えれば99%カバーできる。 憶えることが圧倒的に少ない。 敬語や丁寧語も、英語にもある。ない言語などない。 日本人がネイティヴでないから気づかないだけで、どの言語にも男言葉女言葉、敬語、謙譲…
突然韓ドラの沼に足を取られた タイトル通り、韓国語を始めてみたいねという話です。 第二外国語のフランス語を二年間勉強したのち解放されて、現在メインの言語が一旦なくなっている状態なので、なんらか始めてみたい。大学のシラバスを見るとラテン語なども勉強できるらしいけど、フランス語で血反吐を吐いた身としてはロマンス語シリーズから少しの間退却したい気持ちです。 そんな時に家族が見ていた韓国ドラマに巻き込まれ、しばらく見ているうちにストーリーの面白さに圧倒されて、この言語を少しでもやってみたい!と思うようになりました。 K-popは多少聴いていた時期がありながら曲ファンで終わってしまった過去があるので、今…
少しクセのある文章(というか人柄)だとは思うのだが、とにかく読んでいて楽しい。言語によって濃淡はあるものの、いろんな体験をされているところが驚愕に値する。そしてなにより、言語--言語一般というよりは個別の言語--に対する素直な感情が溢れ出ているのがいい。「かっこいい」とか「憧れる」とか、そういう言葉で言葉を語っているところが、何よりもいい。どこでこの本の存在を知ったら忘れたけど、出会えてよかった。そしてまた読みたい本と学びたい言語が増えていく。 いまさら気づいたけど、同じ著者の『羊皮紙に眠る文字たち:スラヴ言語文化入門』って若いときに読んでたわ……。 世界の言語入門 (講談社現代新書)作者:黒…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その7 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.北フランス地方にはローマ帝国崩壊後ブリテン島から逃れたケルト系がブルターニュに住みつき,フランキアとの間に辺境を形成,8世紀以降さらにその中間地帯(後のノルマンディ)にヴァイキングが侵入した.ターチンはこれにより北フランスに真のメタエスニック断層が形成されたとする. カロリ…
岡田暁生、片山杜秀 「どうして西洋のクラシック音楽を、二十一世紀の極東に生きる私たちが、いまだ当たり前のようにして聴いているのか?」 クラシック音楽はバッハ以後のものばかり 祖の前の1千年は? 古楽/クラシック/現代音楽 という時代区分ではクラシックだけが価値のカテゴリー 音楽とイデオロギーは不可分 19世紀のクラシック音楽は、自由とか進歩とか市民社会のイデオロギーと結びついていた クラシックを一つの近代イデオロギーとして見るなら、どうしてバッハが「父」なのかわかる 高度成長期のステータス・シンボルとして「高級な」クラシックがよく機能した 19世紀ヨーロッパ発のクラシック音楽が、世界を標準化し…
大晦日です。 2023年が通り過ぎていいったスピードに驚きます。 今年はばーちゃんになったし。笑 実は、今年早々に、なんだか孫が生まれそうな予感がしたんです。 それで名前をすでに考えたりしていました。←けっこうヒマ人なので。 いろんな言葉を話す人がそれぞれ同じように発音でき、男の子でも女の子でもどっちでもよさそうな名前を、です。 たとえば、Rが含まれるとニッポン語話者には難しいし、Hはロマンス語話者は発音しないし、みたいな、そういうことを考慮しつつ…。 (私の名前Hirokoは、ここではカタカナで絶対標記できない音に発音されるからね…。ま、うちの親も、私が将来仏語圏に暮らすことになるとは夢にも…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章 中世のブラックホール:カロリング辺境におけるヨーロッパ強国の勃興 その5 ターチンのフランク帝国とその後継国家群興隆物語.カロリング朝フランク帝国の対イスラム辺境編が一段落し,次は北西部の辺境の話になる. カロリング朝の北フランス辺境 その1 イベリアのメタエスニック辺境はトポロジーもダイナミクスも単純だった.そこでは境界地域が東西に延び,ゆっくり南下していったからだ.しかし「北フランス」の辺…
ポルトガル語には「過去完了」という単純時制があることを知って調べてみたところ、ラテン語の「直説法過去完了」に由来する時制らしい。同じ由来の活用形がスペイン語にも残っているが、現代スペイン語では「接続法過去」になっているらしい。スペイン語の接続法過去には2種類の活用形(例:amase/amara)があるのが不思議だったのだけど、ラテン語の「接続法過去完了」と「直説法過去完了」に由来する活用形が、同じ「接続法過去」を表すようになった結果だったのか。あとスペイン語とポルトガル語には「接続法未来」という、フランス語やイタリア語にはない時制があるのだけど、これはラテン語の「直説法未来完了」に由来する活用…
はじめましてお久しぶりです。イギリス在住の旅好き学生です。 バルカン諸国から離れてルーマニアへ。 ルーマニアについて ルーマニア România 首都はブカレストBucharest ルーマニアの歴史 観光スポット 国民の館(議事堂宮殿) Palace of Parliament The Romanian Athenaeum "Dimitrie Gusti" National Village Museum Arcul de Triumf 旧市街地 National Museum of Romanian History Cărturești Carusel Universul lui Salvad…
今回のテーマは「良心」である。 先ず個人的な経験から語ろう。 私は、子どもの頃、ときどき嘘をついていたように思う。嘘をつくことにあまり罪悪感をもたなかったのだ。勿論、嘘がばれれば親にしかられた。それでも嘘をつくのは平気だったのだ。しかしある頃から嘘がつけなくなった。嘘のせいで親にひどく叱られたことが原因かもしれないが、罪悪感を覚えるようになり、「嘘は駄目」だと思うようになったのである。 今思えば、これは子どもの心理の自然な成長を示しているのかもしれない。小さな子どもにおいては、善悪についての意識が弱いのは当然のことだろう。だから親や社会からの「しつけ」が必要なのである。つまり、判断や行動の規範…