原題:Who's Afraid of Virginia woolf?
アメリカ合衆国の劇作家 エドワード・オールビー(Edward Albee, 1928 - 2016)の代表作戯曲。
1962年、ブロードウェイで上演された。将来を嘱望されて私立大学の学長の娘と結婚しながら、学者として大成できなかった男ジョージと、子供を産めなかった妻マーサという中年の夫婦が、大学の新任の教員とその妻を招き、次第にお互いの傷をあばきたててゆく物語で、全編に猥雑なせりふがちりばめられている。
日本では鳴海四郎訳が『エドワード・オールビー全集』(早川書房)に入っている。
1966年、マイク・ニコルズ監督により映画化され、邦題は「バージニア・ウルフなんかこわくない」。
ヴァージニア・ウルフは英国の作家だが、特に意味はない。これは「誰がヴァージニア・ウルフなんか怖がる?」→「誰も怖がらない」という意味なので、近年の日本での上演で「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」としているのは、誤り。