歯科治療が終わり、通院から解放されると喜びもつかの間、「次回の定期検診は3ヶ月後にお願いします」と言われた経験はありませんか?この背後には、口腔内の細菌や歯周病の進行を抑制するために、3ヶ月ごとの検診が欠かせない理由があります。 セルフケアだけでは口の中を理想的な状態に維持するのは難しく、口腔内には約300~400種類もの細菌が存在し、歯垢1mg中には約1億個もの細菌が含まれています。歯磨きでは取り切れない微細な歯垢が時間とともに増殖し、「バイオフィルム」と呼ばれるぬめりを形成します。これがむし歯や歯周病の元凶となります。 バイオフィルムは歯ブラシでは取り切れず、専用の器具で除去する必要があり…