本岡冬成のライトノベル。イラストはゆーげん。
ガガガ文庫(小学館)より刊行。
第4回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門優秀賞受賞作。
『――黄昏予報の時間です。本日午後の黄昏濃度は約80パーセント、非常に濃くなる見通しです。発作的な自殺には注意しましょう』
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全天を覆う茜色の空。《黄昏》はヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。
世界は生きる気力を失った人々で溢れていた。その《黄昏》を浄化し、青い空を生み出す少女《黄昏の君》(メアリ)。
フリーエージェントのカラスは、その奪取を請け負い、二人で短い旅を続けることになる。
《黄昏》に冒された人々との出会いと別れを繰り返しながら……。