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芸術院

アート

芸術院

げいじゅついん

正式名称は日本芸術院、もしくは日本藝術院。第一部(美術)、第二部(文芸)、第三部(音楽、演劇、舞踏)からなり、毎年11月28日前後に新会員が発表される。新会員は文部科学省文化庁ではなく、現役会員みずからが選出する。終身制で会員には毎年、数百万円の年金が支払われる。日本の文学者芸術家が得る地位・肩書きとしては、もっとも高いもののひとつと考えられており、新聞やテレビでも新会員発表のニュースは大きく取り扱われる。

会員になるのを辞退した著名人としては、高村光太郎詩人、彫刻家)、内田百間小説家エッセイスト)、大岡昇平小説家翻訳家、評論家)が挙げられる。内田の「なぜ嫌か。気が進まないから。なぜ気が進まないか、嫌だから。なぜ嫌か。気が進まないから(以下繰り返し)」、大岡の「太平洋戦争捕虜になった恥ずべき過去があるので、国の名誉を受けたり、天皇陛下の前に出ることはできない」といった言葉はあまりに有名。特に大岡の発言は、いまでも多くの文芸批評家がさまざまな解釈を提出している。

以上、おもに文学を中心に芸術院のありようについて書いたが、組織の沿革、歴史的経緯についてはキーワード日本藝術院」も参照のこと。