自分は不器用な生き方をしてきた。みんながやっていること、それに倣うことができなかったのだ。特に学校というところは、集団で何かをやらされる。その行為が好き、嫌い関係なく。着いていけないとポジティブな評価がもらえない。当然、器用なら無理してついていけたかもしれない。しかし、それが自分には難儀だった。その究極が体育で、自分は苦手だった。人の流れに沿って歩くことができないから、いろんな競技で自分のチームが負けてしまう。でも、高校を出た段階でそれは諦めた。合わせようとすると逆に苦労する。自分を通すことのほうが楽。 そんなことを思ったのは、「バブル文化論 原宏之著 慶應義塾大学出版会」を読んだからだ。 だ…